「炊飯器から土鍋にシフト」「重い掃除機をやめて、ホウキとチリトリを導入」「トースター代わりに魚焼きグリルを活用」…。家電に対する考え方を変えたら、ご飯がもっとおいしくなって、苦手な家事意識も克服できた! そんな生活の見直し方の事例をご紹介。語るのは、「ESSE収納グランプリ」でグランプリを受賞した小林さん(現在50代)です。

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“予行演習”を経て炊飯器から土鍋にシフト

一度は修理して使っていた炊飯器。とうとう内釜のコーティングもはがれてしまったときに、買い替えを検討しました。ですが、お目当ての炊飯器はどれも値段が高く、安く手に入る土鍋で代用することに。

ただ、当時は子どもたちのお弁当づくりがあったので、セットしておけば寝ている間にご飯が炊ける、炊飯器のタイマー機能がなくなってしまうことに不安がありました。そこで、炊飯器は手元に残しながら、土鍋でご飯を炊く練習をスタート。

小林さん愛用の土鍋

私が選んだのは「無印良品」の土鍋。土鍋は火加減が難しいイメージがありましたが、これはこまめに火加減を調節しなくても上手に炊けます。お米の分量にもよりますが、12~15分ほど火にかけたのち、約20分蒸らすだけ。とはいえ、忙しい朝に、土鍋でご飯を炊いてお弁当用に冷ますのは大変です。

そこで、あらかじめ土鍋で炊いたご飯をまとめて冷凍。「お弁当に間に合わない!」というときは、そのご飯を解凍して使うようにしたことで解決しました。私の場合、このリハーサル期間があったので炊飯器を処分する決断ができたと思います。

重い掃除機は、軽量アイテムに変えて使い勝手よく

以前使っていた掃除機は、コードのついた丸くて重いタイプ。面倒くさがりの私は掃除機を出すことも、部屋のあちこちに引っ張っていくのも、専用ゴミ袋をつけ替えることも、すべてが嫌いでした。

幸い、わが家は畳とフローリングの部屋だけだったので、ホウキとチリトリを取り入れたところ、これがとても快適でした。気になったときにさっと取り出せて、部屋の隅にホウキの先がしっかりフィット。掃除する場所によってパーツを変える必要があった掃除機より、簡単に細かいところに手が届きます。そして、家族が寝ていても静かに掃除ができるのが決め手で、重い掃除機は手放しました。

小林さんが愛用する掃除道具

ホウキのほかには、ハンディクリーナー、フローリングワイパー、水拭き用フローリングワイパーを使用しています。ホウキとチリトリで取り切れなかったゴミをハンディクリーナーで取ります。ドライシートのフローリングワイパーでは、力を入れて水拭きができなかったので、水拭き用フローリングワイパーを最近購入しました。