日頃から備えておきたい非常食。食文化研究家のスギアカツキさんは、手軽に購入できるコンビニのオリジナル商品（PB商品）を備蓄することもあるそう。ここでは、だれでもマネしやすいように、スギさんがローソンとローソンストア100の商品から厳選。コスパのいい備蓄食品を紹介してもらいます。
コンビニのオリジナル缶詰が大進化
いつどこで災害が発生するかわからない時代。防災意識が高まるなかで、命を維持するための「食料」については、しっかりと対策をしておきたいところでしょう。そこで、ローソンとローソンストア100のオリジナル商品（PB商品）をパトロール。食文化研究家の立場から、防災食品向けの商品をピックアップしてお届けします。
まずひとつめは、保存期間が長い「缶詰」をご紹介。じつは今、コンビニの缶詰が大充実しているのをご存知でしょうか。
ローソンオリジナルの魚缶詰は、さまざまな商品がラインナップされています。なかでも私のいちおしは、重ね仕込みしょうゆで仕上げた「コク旨さんまかば焼き」。
缶詰を選ぶ場合、普段の食事として活躍することが重要です。また、ひとつのブランドに統一して箱買いするのではなく、バリエーション豊富にそろえておくと、緊急時の食事の選択肢が広がるのでおすすめです。
おいしさにこだわるなら、レトルト肉総菜が優秀
缶詰よりも保存期間が短いものの、おいしさにこだわるなら常温保存が可能なレトルト食品に目を向けてみましょう。コンビニのレトルト商品はスーパーに比べて、すぐに食べたくなるような食欲をそそる総菜を中心に開発する傾向があります。
なかでも私がそのおいしさに唸ってしまったのが、ローソンの「てっげうめぇ！ シリーズ」。災害時においしい焼き鳥が食べられたら、おなかも心も救われそうです。また、賞味期限が切れそうなタイミングになって、ムダにしないように食べることになっても、おいしく味わえることも意識しておくといいと思います。
シェアもしやすい焼き菓子類はリーズナブルにそろえる
備蓄食品を購入するにあたり、お金のかけ方に緩急を持たせることも重要だと思っています。いろいろな考え方があってよいと思いますが、私はおかずや主食はおいしさ・栄養バランスを重視し、お菓子や飲料系はリーズナブルなアイテムを探すようになりました。
気に入っているのが、子どもから高齢者まで広く好まれるようなクッキーやクラッカー類。ローソンストア100では定番のチョコチップクッキーやクラッカーが1袋117円でそろっています。家族や近隣住民とシェアしやすく、重宝しそうです。
