スーパーで買い物をして支払いをするたびに、「食材が高くなったな」と感じませんか? ここではアラフィフの夫婦ふたりで暮らし、栄養士として病院や施設で働いた経験をもつミニマリストの本多めぐさんが、上手に食費を節約するコツについて教えてくれました。

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1:安い食材を使った「定番レシピ」でまわす

日々の献立は、ある程度固定すると節約に。まず「安い食材を使った定番レシピ」で1週間程度のサイクルメニューをつくります。基本的にそのメニューを参考に年じゅう献立をまわすと、考えずに節約できます。

年間を通して安い食材を取り入れることで、季節ごとに変化をつけなくても大丈夫。夏は暑いので別メニューにしますが、春秋冬は同じでOK。もちろん旬の安い野菜があればそれらの食材取り入れるなど、柔軟に変えるのは自由です。

私は、夕食のみの簡単な一週間のレシピをつくってまわしています。冷蔵庫にメモをはっておき、「曜日と食材」「よくつくるメニュー」を書いておきます。

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安い食材とは、たとえばタマネギ、ニンジン、ジャガイモ、キャベツなど。これらは比較的価格が安定しており、スープや煮物、炒め物にも使えます。定番レシピでつくりおきをしておくと、忙しい日の夕食にも大変便利です。

ポトフ
年じゅう安価な根菜に、ソーセージを加えてつくったポトフ
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また、根菜を使ったミネストローネやポトフは、一度に大量につくれるため、数日間にわたってさまざまなアレンジで楽しむことができます。

青野菜ではピーマン、ニラ、コマツナ、ホウレンソウはだいたい価格が安定しています。これらはあえ物にしたり炒めたりと定番メニューで節約に。肉も豚肉や鶏など安いお肉をまとめ買いして展開します。

このように、安価な食材を上手に使うと、節約しながらもラクに豊かな食卓を実現できます。

2:「いつも同じ食材」を買うことで、頭を使わず節約に

食費を賢く管理するためには、一年を通して価格が安定している食材を上手に選び、活用することがポイント。

いつも同じ食材

たとえば鶏肉、豚肉のような肉類、キャベツ、白菜、キノコといった野菜、そしてバナナやキウイのような果物は、栄養価が高く日々の食事に欠かせないアイテムです。これらの食材は比較的価格変動が少なく、計画的なメニューづくりに役立ちます。

いつも値段が安定している野菜や肉で献立を組み立てると、頭を使わなくても、だいたい一定の価格の献立ができます。

また、プライベートブランドの食品や調味料もおすすめ。質の高い商品をリーズナブルな価格で買えます。乾物類や缶詰も価格が安定している上に保存性が高いため、ストックしておくと便利。乾物類は、様々な料理に使える万能アイテム。缶詰は非常食として、また手軽に栄養をとりたいときにも役立ちます。

卵・豆腐・納豆も安くて価格安定しており、必ず買います。万能に使用できるため、日々の食卓に欠かせません。これらの食材を賢く活用することで、栄養バランスもとれ無駄遣いを防ぐことができます。