読まない媒体はすっぱりやめる
新聞をやめるのは寂しかったのですが、読んでいるのは家族のなかで私だけになっていたと気づいたので、数年前に思いきってやめました。初めは毎朝読むという習慣がなくなり、頼りない感じでしたが、新聞を束ねるという作業からも、回収日に忘れずにもっていくということからも解放され、ラクになりました。
新聞ではなくても、たとえば趣味の会などの会報、利用したことのあるお店からのDMなど、読まなくなっているものがあるなら断ってもいいのではないでしょうか。最初はそれも面倒に感じるかもしれませんが、読まないとわかっているものがポストに入らなくなるのは想像以上にすっきりしますので、ぜひ試してみてほしいです。
お店の紙袋や包装紙は必要以上にもらわない
すべての画像を見る(全3枚)最近のお店はだいぶ簡易包装になってきていますが、ていねいに包んでくれるお店もまだまだ多いです。でも、そういうサービスが必要ないと思えるなら、「簡単な包装にしてください」と言ってみるのもいいと思います。私は紙袋や包装紙がなかなか捨てられない性分だったので、断るようにしてよかったと納得しています。
余談ですが、紙ものといえば、私が家じゅうを片づけはじめた50代の初め頃には、電話帳や地図帳、住所録もまだありました。ただでさえものでいっぱいになっていたキッチンカウンターの上に、何年も置いたままにしていたのです。それらは、ホコリをかぶっていた飾りものと一緒に処分しました。
私のように、使わないのにそこにあるのが当たり前になっていたものがリビングダイニングにあったら、それも合わせて処分しましょう。すっきりすると思います。
紙はたまると邪魔になるというだけでなく重たくなって扱いにくくなるので、そうなる前に「これ以上は増やさない」工夫も試してみてくださいね。
原田さよさんの書籍『50代はやめどき、捨てどき、楽しみどき』(扶桑社刊)が発売中。