日本では6割の夫婦が陥るといわれるセックスレス。「波風を立てないように生活することに限界を感じていた」と切ない心境を吐露するのは、紀子さん(仮名・40歳)。新婚早々に女性問題や価値観の違い、金銭感覚の不一致という深刻な課題が山積。そんななかで、突然レスが一気に解消した意外なきっかけとは?

◆前回のお話はこちら!

「お前としても気持ちよくない」屈辱的な夫の放言に妻が耐え忍んだワケ:セックスレス・紀子さんの場合2

交際してから半年が過ぎ、結婚を真剣に考え始めた頃に突然、妻子もちであるとカミングアウトをされ、正嫁との修羅場を乗り越えて結婚をした紀子さん。

3歳年下の夫は、アルバイト生活のまま、生活費を入れるどころか、お小遣いを無心したり、よそで浮気をしている様子。それでも紀子さんがめげなかったのは、夫を愛していたことと子どもが欲しいという気持ちが強かったからでした。

もう夫婦生活なしでいいから、子どもだけは欲しい

話し合い
子どもだけ欲しい ※写真はイメージです
すべての画像を見る(全4枚)

「惚れたものの弱みじゃないですが、そんな夫を結局許してしまうから、どんどん事態が悪化していったんですよね。『お前としても気持ちよくない』って言われたあと、2、3日経ってから、私から『どうしても子どもが欲しい、不妊治療でもいいから』っていう話をしました。そしたら『え? お金かかるじゃん』って言われたんです」と紀子さん。

夫の元嫁に慰謝料として自分の貯金から150万もの大金を支払い、節約しながら暮らしていても、夫の散財癖もあってなかなか思うように貯金はできていませんでした。しかし、紀子さんとしては30歳を迎える前になんとか第一子を…という気持ちが強かったといいます。

「同じ部署で産休をとった先輩がいて、出産時に大出血をして、悲しい結果になってしまったんです。出産は命がけっていうけれど、心のどこかで日本の病院ならなんとかなる! って甘く見ていた自分がいました。けれど、身近で悲しいことがあったことで、やはり体力のある若いうちに産みたいという思いが高まったんです。それで夫に『これはお金の問題じゃないから。性行為をしないなら体外受精をしたい』って話しました」

不妊治療に踏みきるか?レスのクズ夫が出した答え

ベッド
※写真はイメージです

子どもが欲しいかといえば、すでに元嫁との間に子どものいる夫はそこまで欲しくなかったのかもしれません。けれど当時は自費負担のため多額のお金がかかる不妊治療をするかどうか…という議論においては、「絶対にやだ」というのが夫からの返答でした。

「よっぽど不妊治療にお金を使いたくない様子でした。論点が子どもの有無というより、『体外受精はお金かかるから性行為をします』という感じ。ついこの間、『お前としても気持ちよくない』って言っていたのに。だけど、そこで不貞腐れてもしょうがないし、それで私の願いが叶うならばなんでもいいやと投げやりな気持ちになりましたね」