今、団地に注目が集まっています。間取りが使いやすい、敷地が広い、緑が豊か…といった団地ならではのメリットがたくさん。自分らしい部屋づくりがかないます。

家族と一緒だったり、ひとり暮らしだったり、さまざまな年代、ライフスタイルの方の団地住まいの実例を紹介している『団地で見つけた身軽で豊かな暮らし方』より、築50年ほどの団地をリノベーションして暮らす、料理家・エッセイストの藤原奈緒さんの住まいをご紹介します。

関連記事

築50年の団地キッチンの「収納の工夫」。食器は扉のない棚にしまって使いやすく

常識にとらわれない設備のアイデアが、暮らしを便利に

女性
料理家・エッセイストの藤原奈緒さん
すべての画像を見る(全5枚)

家のあちこちにリノベーションの提案とアイデアがちりばめられています。

●南向きのベランダに面した明るいキッチンは白木素材で統一

キッチン

なんといっても印象的なのが、キッチン全般に無垢材の白木が多用されていること。扉が5枚もある天つり収納も圧迫感がなく、部屋全体をいっそう明るく見せてくれます。

「南向きの窓からいい光が入るので、自宅での料理の撮影もよくするようになりました」

●洗濯機はお風呂場ではなくキッチンに

洗濯機

もともとは脱衣所に設定されていた洗濯機置き場も、リノベーションでキッチンに。水回りの家仕事が1か所にまとめられています。

「コンセプトが『働く人のための部屋』だったみたいで。忙しい人があちこちで家事をしなくてもいいように考えられているんですよね」