春は、進学、進級の季節。新学年が始まるとたくさんの教科書や学用品が増えてきます。

「新学期をすっきりした気持ちで迎えるためにも、春休みのうちに子どもと一緒に片づけましょう」というのは、ライフオーガナイザーの萩美規子さん。コツを詳しく伺いました。

学用品を仕分けて、すっきりした新学期を迎えましょう

長期休暇のなかでも春休みは、とくにものの見直しが必要な時期。夏休みなどと違い、教科書やノートも新しくなるからです。

●旧学年のものを、新学年で「使うもの」「使わないもの」に分ける

旧学年の教科書やノート、プリント
まず新学年でも「使うもの」を取り分ける作業を
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春休みの片づけは、まず旧学年の教科書やノート、プリントなどをすべて出して見直します。そして、次年度に「使うもの」「使わないもの」に分けていきます。

「使うもの」「使わないもの」に分ける

なかには2学年使用する教科書もあるので、子どもと一緒にしっかりチェックしましょう。

「使わないもの」のなかには、プリントやテスト、ノート、教科書などが入り混じっています。これらをすべて「捨てる」かどうかは、子どもと一緒に考えていきます。

●「使わないもの」の中でも、保管しておくものは子どもが決める

「使わないもの」のなかに、「捨てずに取っておきたいもの」があれば、保管しておきます。ボックスや袋にいれて1年間保管し、次の春に見直しをするといいでしょう。親が必要ないと思うものでも、子どもにとっては大事なものもあります。

逆になにかの役に立つと思って親が保管していても、子どもにとって必要なければ見返すこともなく、単なる紙くずになってしまいます。子どもの持ち物は子どもが決めることで、片づける力もついていきます。

保管袋に入れる

いつの保管袋なのか? いつ見直しをするのか? を書いておくと、何年も忘れてしまいっぱなしになることを防ぎます。

わが家では、娘が選び取った学年便りなどを袋に入れ、1年間保管しています。1年後には処分することが多いのですが、取ってあるといざ必要になったときに見られるという安心感があり、また捨てる罪悪感や不安がなくなるようです。

●新学年に向けて準備しておくこと

学校から戻ってくる、使い終わったプリントなどの置き場を用意しておきましょう。
わが家では100円ショップ・セリアのボックスを用意し、すぐに手の届く場所に配置しています。

こうすることで、いらないプリントをしまい込まずに不要プリントボックスに入れることができます。一度しまい込んでしまうと、あとになってなかなか仕分けできないので、この方法になりました。

学校から戻ってくる、使い終わったプリントなどの置き場

手の届く場所にあることで、不要プリントは裏紙として計算用紙やメモとして、必要なときにすぐ使うことができます。

さらに、持ち物のチェックも忘れずに。つい見落としがちな給食着や体操服、上靴、体育館シューズなどのサイズをチェックします。

絵の具や筆記用具などの消耗品も補充の必要がないか確認し、すっきりと新学期を迎えましょう。

子どもの1年間のがんばりや努力を一緒に振り返り、新年度も笑顔で楽しく登校するために、春休みに一緒に片づけを進めてみてください。