きれいな家は、1 人でがんばっても続かないもの。ここでは、収納やインテリアにおいて、暮らしがより楽しく、ラクになる工夫を重ねている人を表彰する「ESSE収納グランプリ」で準グランプリを受賞したHatsuさんの「片づけ家訓」をご紹介します。家族で共有し、片づいた家になるために、Hatsuさんが“家訓”としているパワーワードとは? 「みんなのやる気につながるわかりやすく、覚えやすい言葉に脱帽!」と審査員でもある整理収納アドバイザーのEmiさんも絶賛。
1:「あとでやろう」は「バカやろう」
「あとでやろう」と先延ばしにすると、結局やるべきことがたまり、家事が滞ったり、家が散らかったりする原因に。
「『あとでやろうはバカやろう』を合言葉に、やるべきことはすぐやるのを徹底。出したものは使い終わったら片づける、洗濯物は取り込んだらすぐクローゼットへ、洗った食器は食器棚にすぐ戻すなど、家族みんなで分担して、すぐやるようにしています。夜は必ず出ているものや洗い物を片づけ、リセットしてから寝るのを習慣に」
すべての画像を見る(全4枚)「洗い上がった洗濯物をリビングで仕分けするのは娘(写真左)の担当です」。人別の山になった洗濯物を、各自がすぐに自分のクローゼットへ。
夜寝る前は、各自のデスク回りに出ているものを片づけるのが決まり。「そうすれば、次の日もすっきり、気持ちよく使えます」
2:床置きはゴミ屋敷の始まり
「以前、リビングにこたつを置いて床でくつろいでいたときは、読みかけの本やゲームなど、ものを置きっぱなしにしがちで散らかりやすかったんです」
床に置いたものは、手に取るときに屈まなければならず、片づけるのにひと手間。そこで、ラグとこたつは撤去し、家じゅうにたくさんのフックを取りつけ、床置きをしないシステムに。
「『床置きはゴミ屋敷の始まり』を合言葉に、床に置かないことを徹底したら、片づけの手間が減り、散らからなくなりました」
リビングの窓際など、家じゅうのあちこちにフックが。「帰宅後カバンなどをさっとかけられて、散らかり防止に効果的です」