●洗濯機の排水口
新居の引き渡し時、「月に一度は掃除したほうがいい」といわれた洗濯機の排水口。え! 一度もメンテナンスしたことない! と思わず叫びました。
工務店担当者によると、洗濯機が故障して排水ができなくなったと思ったら、じつは洗濯機の排水口が汚れでつまっていたというお客様が何人もいるんだとか。
すべての画像を見る(全7枚)住み始めたのが3月末。ゴールデンウィーク明けの5月初旬に初めて洗濯機の排水口を解体してみると、たしかに! ひと月半ほどなのに、すでに表面がヌルっとしていて、うっすらグレーに汚れていました。
はめ込みのパーツを外し、風呂場で歯ブラシを使って掃除。大ごとのような気がして腰が重い家事に思えますが、作業自体は時間にして5分もあれば終わります。
わが家の洗濯機置き場は既存のままで、元のサイズと同様に新調した洗濯機パンは一般的なサイズよりは大きめです。最初はそれを古く感じましたが、大きいからこそ洗濯機を端に寄せることができ、排水口のメンテナンスが難なくできています。
洗濯機パンの説明書を見てみると、「洗濯機の真下に配水トラップが来る場合は、お手入れしにくいことがありますので、洗濯機の脚の下へあて板などを使用して設置していただくことをおすすめします」とあります。皆さんの家の洗濯機パンも、一度状況を確認してみてくださいね。
●見た目だけでなく、見えない部分を意識する
排水管は私たちでいうと体内のようなもの。どんなにきれいに化粧をしても、歯磨きを怠ると虫歯になりますよね。外観だけをきれいに保つのではなく、見えない部分までを意識することが大事だと感じています。
流れが悪くなったりつまってしまうと、やはりプロを呼ぶしかありません。きれい好きで片づけ上手な友人が、キッチンがつまって業者に出張をお願いした際、料金は4万円以上したそう(業者や状況により異なります)。
集合住宅のわが家は管理会社が排水管洗浄を年に一度設けてくれていますが、一戸建ての場合は自分たちで管理することになります。前述の友人によると、一度サービスを利用した場合は、排水管がつまらないように定期的な予防サービスの設定もあるのだとか。
私たちが健康診断や人間ドックを受けるように、住宅もプロに診断をお任せするのが安心です。大切なマイホーム。片づけやインテリア以上に、住宅そのもののメンテナンスについても一度検討してみることをおすすめします。