クローゼットはパンパンなのに、毎朝「着る服がない!」とあわてていませんか? 服選びに迷うなら、服を減らすのがいちばん。アラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、服を減らすコツについて教えてくれました。

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アラフィフは、生き方を決めると服を減らせる

アラフィフのミニマリストです。年齢を重ねるごとにライフスタイルは確実に変化していきます。これからの人生でなにを優先したいのかを明確にすると、自然と必要ないものが見えてきます。
今回は「生き方を決めると服を減らせる」というテーマでお伝えします。

●「やらないこと」を決めると服が減らせる

たとえば、職場に出勤することがなくなったり、フリーになると決めたとしたら、そのための服は不要になります。以前は必需品だと思っていたビジネススーツやセミフォーマルな服も、もう必要なくなるのです。

既に手放したジャケット
既に手放したジャケット。以前は人と会うときに着ていました
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私の場合、アラフィフになり、今後は在宅ワークで生きると決めました。そうすると、面接に行くことはないし出勤することもありません。ワードローブからジャケットやビジネス用の服を手放すことができました。

ただ、慶弔用の服は別に2セットだけは残しておきました。これだけでクローゼットがすっきりして、毎日の服選びもずっとシンプルになりました。

●「どう見られたいか」を決めると服が減らせる

また「自分がどのように映りたいか」ということも服を決める大きな要素です。
私の場合、フリーランスとして活動したての頃は、キチンとした印象に見られたい気持ちが強くありました。だから人と会うときはジャケットを着ていました。

きちんと系カジュアル
いつも着ているきちんと系カジュアルな服装例

でも、今は違います。ネット上での活動で多くの信頼を得られるようになり、直接会うのは信頼している人たちだけ。だから、服装でどう思われるかという心配をする必要がなくなりました。

今は、外出着はいつも「きちんと系カジュアル」。それで十分なんです。

●「どう生きるか」で服が決まる

どう生きたいかを決めることで、なにをするか、なにをしないかが自然と決まっていきます。その結果、他人の目を気にせず、本当に自分が心地よいと思えるスタイルを追求できます。
また、不要な服を手放すことで、物理的にも精神的にもスペースができ、心にゆとりが生まれます。

これからの人生で大切にしたい価値観はなんですか? その答えが、自分にとって「必要な服」を見つける手がかりになります。後悔しないで服を減らすヒントになれば幸いです。

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