「副菜は食事の満足度を上げる大切な存在」というくらい副菜にこだわりがあり、著書『arikoの副菜の鬼』(主婦の友社刊)も話題の編集ライター・arikoさん。お店で食べて感動した味を副菜で再現することもあるそうですが、そんなときは失敗しても大きな影響がない副菜からトライするそう。今回は、お店の思い出話とともに、おすすめの再現レシピを教えてくれました。5分でできてマンネリ防止にも役立つ副菜、ぜひ挑戦を!
定食屋のサイドメニューに新鮮な驚き
東京・目黒の「大黒屋」というお米屋さんが営む定食屋でarikoさんが出会った味。梅と納豆、刻んだエノキという、ありそうでない組み合わせに脱帽。
●梅納豆
すべての画像を見る(全2枚)あつあつのご飯にのせて食べるのが最高。
【材料(4人分)】
- 納豆 4パック(各40g)
- エノキダケ 1袋
- 梅干し 2個
- だししょうゆ 小さじ4(または、納豆に添付のタレ 4パック分)
- 万能ネギ(小口切り) 適量
【つくり方】
(1) エノキは根元を切り落とし、3cm長さに切る。小鍋に入れて水大さじ1、塩少し(各分量外)を加えて火にかける。煮立ったらひと混ぜして火を止める。
(2) 梅干しは種を除き、包丁でたたいてペースト状にする。
(3) ボウルに納豆を入れ、(1)、(2)、だししょうゆを加えてあえる。器に盛り、万能ネギをのせる。
[1人分89kcal]
老舗居酒屋のほっとする名物料理を再現
東京・銀座の老舗居酒屋「三州屋」の看板メニュー。鶏だしが体に優しく染みわたり、お酒を飲んだあとの〆にもぴったりの味。
●鶏豆腐
おかずとしても汁物としても優秀。
【材料(4人分)】
- 鶏胸肉 1枚
- 豆腐(木綿) 2丁
- シイタケ 4枚
- 長ネギ 1本
- 春菊 1束
- A[水3カップ、白だし大さじ3、酒大さじ2、薄口しょうゆ小さじ2]
- ポン酢しょうゆ、一味唐辛子 各適量
【つくり方】
(1) 鶏肉は皮を除いてひと口大のそぎ切りにする。豆腐は4等分に切る。シイタケは石づきを除いて半分に切る。長ネギは斜め切りにする。春菊は茎を切り落とし、5cm長さに切る。
(2) 鍋にAと(1)の鶏肉を入れて中火にかける。煮立ったらアクを除き、弱火で3分ほど煮る。
(3) (2)に(1)のシイタケ、長ネギを入れ、ひと煮立ちしたら(1)の豆腐、春菊を加え、豆腐が温まるまで煮る。器に盛って一味唐辛子入りのポン酢を添え、好みでつけながらいただく。
[1人分207kcal]
そのほかESSE12月号の別冊付録には、まるみキッチンさんやほりえさちこさんの副菜レシピが登場。どれも5分以内でできるものばかりで、日々の料理に役立つこと間違いなし! ぜひチェックしてくださいね。
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう