かみしめるほどにうま味が広がる鶏胸肉を使えば、おなじみの定番おかずもひと味違う別次元のおいしさに。鶏胸を知りつくした笠原将弘さんが魅力を生かすコツを教えてくれました! 今回は「照り焼きチキン」のレシピのご紹介です。
粉をまぶしてしっとり。肉汁をとじ込めた照り焼きチキンのレシピ
肉汁をとじ込めながらふっくら焼き上げたごちそう!
●照り焼きチキン
すべての画像を見る(全4枚)【材料(4人分)】
- 鶏胸肉 2枚(約600g)
- ブロッコリー 1/3個
- 塩、小麦粉 各適量
- サラダ油 大さじ1
- A[酒、みりん、しょうゆ各大さじ4 砂糖大さじ2]
- バター 10g
- 粗びきコショウ(黒) 少し
【つくり方】
(1) ブロッコリーは小房に分け、塩ゆでしておく。
(2) 鶏肉は厚みのある部分に包丁を入れてひらき、厚みを均一にする。身の方に軽く塩をふり、全体に小麦粉をまぶす。
(3) フライパンにサラダ油を中火で熱し、(2)を皮目を下にして入れ、フライ返しで上から押さえ、皮をパリッとさせる。
(4) 裏返して弱火にし、3~4分焼く。余分な脂をペーパータオルでふき、Aを加えて煮からめる。仕上げにバターを加え、全体にからめる。
(5) ひと口大に切って器に盛り、フライパンに残ったタレをかけ、コショウをふる。(1)のブロッコリーを添える。
[1人分344kcal]
【ポイント】
胸肉は厚みに差があるので、縦に切り目を入れてから刃先を少しずつ動かしてひらき、肉の厚みをそろえる。これで加熱ムラなく焼き上がる。
皮を下にしてフライパンに入れ、フライ返しで強めに押さえながら焼くのがコツ。皮がパリッとして香ばしいうま味が加わる。
ふつふつしたタレにバターを溶かし入れると、あっさりした鶏胸でもコクのある味わいに。まろやかな風味も食欲をそそる。
シンプルな照り焼きは、鶏胸のうま味をダイレクトに堪能できる一品。粉をまぶして焼けば、パサつく心配もなし。
量単位は1カップ=200ml、大さじ1=15ml、小さじ1=5ml、1合=180mlです
おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう