●履かない靴を処分し、自分に合う靴を優先するように
多くの靴を処分してから買うようになったのは、今の足の形に合う靴です。とくに50代が選ぶポイントは以下になります。
・脱げにくくて歩きやすい、甲を包み込むような靴、ソールの返しがいい靴
・疲れにくいよう、インソールだけでなく、アウトソールも弾力性のある靴
・ある程度伸びて、自分の足の形にあっていくような素材の靴
・修理するとき費用がかかりにくい、ヒールが頑丈な靴
すべての画像を見る(全5枚)よく歩くという人におすすめしたいのが、甲をしっかりホールドしてくれる靴か、ベルトで調節できる靴です。スニーカーはもちろん、コンフォートパンプスと言われるものも、軽くて幅も広めで歩きやすいです。
私は何足かは靴に合わせてインソールをつくってもらいました。
冠婚葬祭用の靴のインソールの場合は、黒にしています。田舎に住んでいるため、親戚以外のお葬式に参列し長時間この靴を履くときもありますが、自分に合ったインソールのおかげで痛みは出ません。
私の場合は、40代半ばで発病した関節リウマチが原因で足の形が変わってきました。でも、病気ではなくても、年齢を重ねて足のアーチが崩れてきた人もいらっしゃると思います。また、もともと外反母趾の傾向があったのが、年々ひどくなってきたという人もおられるでしょう。もし、今まで履いていたお気に入りの靴が合わなくなってきたと感じたら、シューフィッターさんに相談してみるか、整形外科で足の状態をみてもらうのもおすすめです。
●靴を減らしてよかったこと
「靴は今も好き。でも、履かないとわかっていてもなかなか捨てられない。ゲタ箱に靴が入りきらず他の場所にも収納している靴を、この先どうしよう…」
こういう思いを抱えてモヤモヤしている方がいらしたら、ぜひ時間をとって靴の整理をしてみてほしいとおもいます。
たしかに今の自分に合う靴は、若い頃に好きだったデザインではないかもしれないし、おしゃれに見えないかもしれません。でも、今の自分に合う靴を履けば、長時間歩いても疲れなくなります。歩く姿勢も良くなるので、若々しく見えるメリットもあります。
今のためにも、これからの身体のためにも、合う靴を履いてさっそうと歩きたいですよね。そんな靴だけが入ったゲタ箱になったら、気持ちまでスッキリするし、今ある靴を大事にしていこうという思いも芽生えてきます。
秋の行楽シーズンがやってきました。ぜひ片づいたゲタ箱から相棒の靴を出し、ワクワクした気持ちで出かけてみてください。