工事現場を訪ねて確認することは、後悔しない家づくりにつながることも。工事担当者から役立つ話をもらったり、実際に空間を体感することで気づきがあったり。3年前にハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターのケースでは、使いやすい玄関に仕様変更するきっかけになりました。その経緯や、実際に追加費用が発生したかなど、詳しくレポートします。
すべての画像を見る(全5枚)工事中に仕様変更した場所は2か所
わが家は子ども2人(4歳と1歳)を含む4人家族で、3年前にハウスメーカーで総2階の家を建てました。なお、家は妻の実家の敷地内にあります。
わが家が工事中に仕様変更した箇所は、2つあります。1つ目は、廊下から玄関土間にせり出していた三角形(上の図のオレンジ色の部分)を削って、玄関土間を広くしたことです。
上の写真は、変更前の図面です。LINEでやり取りした画像のため少々粗いですが、このオレンジ色の部分を削ることで、玄関土間(靴脱ぎスペース)が広くなり、使い勝手がアップしたと感じています。
2つ目は、玄関のゲタ箱横のすき間に造作の棚を採用したこと(写真左下の玄関入り口部分)です。当初の玄関の収納スペースはゲタ箱のみ。その下とゲタ箱横に空間があいている状態でした。現場を見て、なにかものを置く棚のような場所が欲しいと直感。工事中でしたが、仕様変更して造作の棚を設置したことで、小物を置くスペースができました。
玄関の框の形状変更は現場の工事担当者からのアドレス
上は、玄関の框の形状変更によって広くなった玄関土間の写真です。造作の棚の設置は家の引き渡し後でもできますが、この框の形状の変更(削減)は、施工前でなければできません。
じつは、この変更は、現場を訪問したときに、工事担当者の話を聞けたことで決めることができました。
妻の実家の敷地内で工事を行っていたため、妻や妻のご両親が頻繁に工事担当者へ差し入れをしていました。そのこともあって担当者と仲よくなり、いろいろ話をするようになってのです。そのなかで玄関の框の形状について「斜めにすると狭くなり不便になる」という話が。
家に関して知識も経験豊富な担当者の話を聞き、確かにそのとおりだと思いました。そこで、框の形状を変更することにしたのです。玄関の工事前だったこともラッキーでした。
この変更で、玄関で靴を履くスペースが広くなりました。住んでみると、それ以外にうれしいことが。玄関でベビーカーを広げても余裕! 仕様変更して正解でした。