長く暮らしていくためのマイホームは、今現在の生活スタイルだけを考えた設計にするだけでは不十分。家族の成長や家族構成の変化があっても暮らしやすい家にするためには、変化にも対応できることも大切です。インスタグラムでも人気アカウント「小さないえの小さな暮らし」で、住まいのことやご家族との生活事情を発信しているshi__________o.ieさんに、マイホームづくりにおける“小さな空間で快適に暮らす家づくりで意識したこと”について話をうかがいました。

家の中
男の子3人がいる家族5人暮らしです。写真はリビング
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コンパクトな住まいを少しでも心地よくする工夫

shi__________o.ieさんのマイホームは、工務店の方に相談しながら自分たちで間取りを考えたもの。マイホームの大きさは延床面積が約99平米、間取りは2LDK。面積的に考えればそこまで小さく感じませんが、家族5人で生活するとなると、そこまで余分なスペースはありません。

●不必要なものについても把握すること

収納

そのため、どこになにを置くか、どこでなにをするかなど、自分たちの生活スタイルやこれからの暮らし方をイメージしながら、細部まで考え抜いて間取りを決めたそうです。

その過程で意識したことは、好きなイメージだけでなく、「ちょっと違うな」「自分たちには合わないかもしれない」と思うイメージを具体化させることでした。これにより不必要なものを具体的に把握することができ、空間の無駄を省くことにつながりました。

●空間を有効活用する方法を考える

丸いテーブル

空間を有効活用するための手段を積極的に取り入れることも、小さな家での暮らしやすさを上げるために不可欠な要素です。

「以前は四角い形のテーブルでしたが、1年くらい前に丸形のものへ変えました」

これにより無理なく5人全員が食卓につけるようになり、以前よりも快適さが増したそうです。

同じスペースでも、配置する家具によって使い勝手が変わります。自分たちの暮らしに合わせて、どうスペースを活用していくのかを見極めることが大切です。