「片づかない家には共通点があるんです」と教えてくれたのは、片づけの仕事で、さまざまな家に行くことが多いライフオーガナイザー・ファイナンシャルプランナー・家計アドバイザーの下村志保美さん。今回は、具体的な3つの「不要物」と対処法について詳しく教えてくれました。

関連記事

50代で「手放してよかった」こと4つ。家が片づいている人・貯まる人の“手抜き”テク

片づかない家にあるもの3つと対処法

家が片づかない原因は、不要なものが多すぎること。そして、片づいた家にするために必要なことは、「数を決める」「枠を決める」「場所を決める」こと。

今日は片づかない家にありがちなものを例に挙げ、その対処法をお伝えします。

●1:洋服の数より多い「ハンガー」→数を決める

クローゼットがギュウギュウの家の特徴として挙げられるのが、たくさんのハンガー。ショップでもらったもの、クリーニング店のものなど多種多様のものが家じゅうから出てきます。

バラバラのハンガー
バラバラのハンガーは見た目もかっこ悪い
すべての画像を見る(全4枚)

洗濯に使えるし、玄関でレインコートを乾かすし、来客のコート用にとたくさんあっても困らないように思いますが、その分「ハンガーがあるから」と自分の洋服が増えすぎたことに気がつきにくいです。

クローゼット

自分のもっている洋服の数+洗濯に必要な数+来客用(洗濯用や自分用で代用可能)としっかり数を決めましょう。

●2:袋の口を留める「クリップやワイヤータイ、輪ゴム」→枠を決める

食品の入った口を留めるクリップやワイヤータイ、輪ゴム、もちろん便利なものですが、どれくらいあれば大丈夫なのか確認してみませんか?

クリップ

散らかったキッチンの特徴のひとつが、この手のものが無限に思えるほど出てくること。無意識に引き出しなどにポイっと入れてしまっているからです。

一度に必要になる量は限られていますので、「ここに入るだけ」と枠を決めましょう。

ちなみに私はキッチンでも事務用のクリップを活用しています。食品専用のものよりコンパクト。挟む力もしっかりしている、また早めに使用したいものはマグネットフックに引っ掛けておけば使い忘れもありません。
いずれにせよ「ここに入るだけ」です。