今年は関東大震災から100年。この機会にいつ起こるかわからない災害に備えましょう。今回は、X(旧ツイッター)のフォロワー数97万人を超えている、警視庁災害対策課に災害時の注意点や対策を教えてもらいました。

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電話をかける子ども
子どもにも公衆電話を使えるように伝えておくといいでしょう(※画像はイメージです)
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災害が発生してからの行動は一刻を争うもの。心の余裕もないなかで、事前の備えが大切な家族の命を救います。

●使用期限にも要注意!持ち出し用の薬は吟味して

かぜ薬や胃腸薬のほか、虫よけ、かゆみ止めもあると便利。持病やアレルギーの薬も忘れずに用意しましょう。非常用持ち出し袋に入れっぱなしで使用期限ぎれにならないように、定期的な確認はお忘れなく。

●最近の子どもは使えない!?公衆電話に慣れておくべし

通信障害で携帯電話が使えないとき、公衆電話が有効な連絡手段に。親子で使い方を練習しておきましょう。また、子どもには普段から小銭やテレフォンカード、緊急連絡先を記したメモを持たせておくと安心です。

●豪雨のときに大活躍!1足あると便利な防水靴下

防水靴下

台風や集中豪雨が多い季節に、カバンに入れておくと便利なのが防水靴下です。見た目は普通の靴下ですが、水に濡れても中にしみこみません。突然の雨で靴がずぶ濡れになっても、靴下の中は快適!

●慣れが大切!毎月1日・15日に体験できる災害用伝言ダイヤル

災害時に「171」に電話をかけると、伝言を録音・再生できます。録音時間は30秒で、災害の規模に応じて使える回数が限られるので、メッセージは簡潔に。毎月1日・15日に体験できるので、ぜひ事前に練習を。

<災害用伝言ダイヤルの使い方>
(1)「171」に電話する
(2)ガイダンスに従い、録音の場合は1を、再生の場合は2を入力する
(3)ガイダンスに従い、連絡を取りたい人の電話番号を入力する
(4)伝言を録音・再生する