会話が少ない、家事を手伝ってくれないなど、夫婦で生活しているとモヤモヤすることがたくさんあります。
そこで夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さんと、ワインバーオーナーで、これまで聞いてきた数多くの男女の話についての執筆活動も行う林伸次さんに、そのモヤモヤの原因と解決法がわかる夫婦の取扱説明書(トリセツ)を教えてもらいました。
仲はよくても不満はいっぱい!?妻側の本音とは
すべての画像を見る(全3枚)ESSE読者150人にアンケートを実施したところ、約8割以上の人が夫婦仲がよいと答えました。同時に、なにかしら夫に不満を感じているという人は約9割いるという結果に。
「小さな不満を感じているうちに夫婦で話し合って解決しようとする努力はとっても大切。『どうせわかってくれない』と心を閉ざしてしまうと、小さな不満がやがて深い溝になって果ては熟年離婚といったこともありえます」(高草木さん)
「バーのお客さんから離婚の報告を受けることもあるんですが、私でも知っているような性格や好みを毎日一緒にいるはずの当人は知らなかった、ということも多いんです。だからこそお互いを知る努力をすることは必要です」(林さん)
●暇さえあればゲームやスマホいじりしている夫にイライラする!
夫への不満で意外に多かったのが、暇さえあればゲームばかりしているという声。
「そんな時間あるなら家事を手伝ってほしいのに!」と不満は爆発寸前! しかし責めるだけでは状況は改善しません。まずは夫がゲームにはまる理由を知ることから始めてみては。
・トリセツ1 夫がゲームにはまる原因を解説!「男性は、勝負事や上下関係にこだわりがちです。現実の世界(仕事など)では勝つことばかりではないので、ゲームに勝てたり、達成感を味わえたりするとついのめり込んでしまんです」と林さんは分析。
ソーシャルゲームで、ゲームのなかで社会ができあがり、抜け出せなくなる人もいて、内心やめたいけれどやめられないケースもあるとか。
夫にゲームをされると、暇そうに見えるのはもちろん、こちらの存在を無視されているようでイヤなもの。
ただ一方で、妻にも注意すべきことがあるそう。
「夫にしてみれば妻が友人と長電話をしたり、買い物に時間をかけたりするのが理解できないものです。日頃のストレス解消のためと思えば頭ごなしに否定するのは考えものです」(高草木さん)
そうはいっても、夫にゲームをやめてもらうにはどうすればいいのでしょうか。
「いちばんやってはいけないのが、夫がゲームをしている最中に話すこと。お互いが冷静になれないので、話をするならやっていないときに具体的に家事のこれをやってほしいと頼んでみて。またお互いの自由な時間を決めて割り切ってみては」(高草木さん)
「『ゲームをしないで』と迫るだけでは効果がありません。一緒に楽しめるゲームアプリを取り入れてみるのも手です」(林さん)
実際に林さんが夫婦で散歩するときには、近所で歩いている人と距離を競えるゲームアプリを楽しんでいるそう。
「歩きながらだとリラックスもできて夫婦の会話が弾むのでおすすめです」(林さん)
ESSE4月号の「10年後も仲よしでいるための夫婦のトリセツ」では、アンケートからでてきた「家事をしない」「否定的なことばかり言われる」「会話ができない」など、夫に感じるモヤモヤした不満を解決するアイデアを多数掲載しています。ぜひチェックしてみてください。