コンパクトなリビングなら、大画面テレビの代わりに、超短焦点プロジェクターを導入するのも手。短い距離で投影できるうえに本体がとても小さいので、リビングがすっきりと使えます。テレビを置くより、部屋をより広く感じる効果も。新居に暮らして半年後、超短焦点プロジェクターに買い替えたという日刊住まいライターが、5年以上使ってみた感想を語ります。

映画館みたいなリビング
プロジェクターを導入したら、リビングが映画館に!
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リビングのテレビを撤去して、プロジェクターを導入

筆者は妻と子ども2人(3歳と0歳)の4人家族。2017年に工務店で、延床面積27.25坪の注文住宅を建てました。

わが家は予算の都合でコンパクトな家になりました。しかし、廊下を極力なくし、天井を高くしたり、大きな窓を設けたりして、狭く感じることのない快適な家を実現できました。

 

プロジェクター本体と壁

それ以外にもリビングが広く感じることができ、またおうち時間が充実する一助となっているのがあります。それはプロジェクターです。じつはわが家は、入居から約半年後にリビングのテレビを撤去。その代わりに超短焦点プロジェクターを設置したのです(写真の壁につけた家具の中央に置かれているのが超短焦点プロジェクター)。

超短焦点プロジェクターとは、壁までの距離が短くても、大きな映像を投写できるプロジェクターのこと。価格帯は数万円から数十万円するものまでさまざま。筆者が購入した商品は当時の価格で約14万円でした。

 

超短焦点プロジェクターなら、省スペースでも使用可能

壁と家具

超短焦点プロジェクターは、壁から数十cm離れたところに置くだけで、100インチほどの大画面を投影できます。

壁や天井への取りつけ工事は不要。ですから入居後でも、導入するのは難しいことではありません。筆者も入居から半年がたった頃に、超短焦点プロジェクターの導入を決めました。

また、持ち運びしやすい大きさなので、さまざまな場所で使用できるのも魅力です。ちなみに、筆者はテレビボードに置いて使用しています。

超短焦点プロジェクターは、投影距離をほとんど必要としないため、省スペースで使用可能。わが家のように決して広いとは言えない家では、非常に使い勝手がいいです。

 

簡単に大迫力の映像を楽しめる

大画面の様子

筆者はおもにYouTubeや地上波のスポーツを投影して、夜の時間を過ごしています。プロジェクターで好きなコンテンツを投影すると、目の前いっぱいに映像が広がり、テレビとは異なる没入感が得られます。

仕事で疲れて帰ってきたときには、森や川の映像を投影すると、まるで森林浴をしているような感覚になり、気持ちがとてもリラックスできます。

サッカーのワールドカップのときは、わが家に友人が集まり、プロジェクターで試合の映像を流しました。実質10畳ほどのリビングが、まるでスポーツバーのような空間に様変わり!

スポーツや音楽のライブ映像など、臨場感を楽しむコンテンツについてはプロジェクターと相性がとてもよいです。