●フランス人が夏のバカンスでやっていること

夕暮れ
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3週間もある夏のバカンスの過ごし方ですが、3週間も高級ホテルに泊まるというのは一般的ではありません。普通は田舎の親戚(祖父母など)の家に集まる、その周りに家を借りる、または行ってみたい地域で家を借りてゆっくりと過ごします。つまり、いつもと違う場所で普段の生活をじっくりするのです。
朝は遅めに起きて、パン屋さんでバゲットを買い、朝食。マルシェがある日はマルシェで買い物をしたり、プールでのんびり。お昼ごはんは、マルシェで買った新鮮野菜や地元のハム、バター、チーズ、そしてフルーツ。午後は読書しながらうたた寝。元気な人はスポーツや美術館巡り。そして夜はゆっくりと22時まで明るい庭でバーベキュー。それを3週間繰り返し、家族や友人とたっぷり話をする時間を過ごします。

●バカンスは「空白」

旅行に行くと、ひとときも無駄がないようにスケジュールを組んでしまいがちですが、フランス人にとってのバカンスは「しなければならないこと」がなにもない状態。バカンス「Vacance」と言うのは「空白」と言う意味もあるのです。