3人の子どもを育て上げ、現在は長女の家族と2世帯同居で暮らす井田典子さん。家事に仕事に、必死だった40代を経て、少し肩の力が抜けた50代、そして60代になった今は、夜に行っていた家事などを見直し、ゆとりをもって暮らすように心がけているといいます。
余裕をもって毎日を過ごすために家事の見直しを
整理収納アドバイザーとして活躍されている井田典子さん。60代になり、1日のやるべきことや時間の使い方を見直したことで、がんばりすぎず余裕をもって暮らせるようになったそう。
●井田さんがやめてラクになった4つのこと
1:考えるのをやめて、家事をルーティン化
すべての画像を見る(全7枚)掃除の仕方も日々の献立も、その都度考えるのをやめてルーティン化。
「“昨日は掃き掃除をしたから今日はふき掃除”など、やるべきことがはっきりして迷わず体が動きます」
2:家事を一人で抱えるのをやめて、家族と共有
リモートワークが増えた夫がランチを担当するなど、家事は分担。
「そのために、家族みんながわかるように冷蔵庫収納を見やすくしたり、情報を共有したりするよう工夫しています」
3:“あとで”をやめて、今すぐ処理
“あとで”と思ったことは、その場を離れたとたん忘れがちに。
「紙類の仕分けや、買い物のメモなど、目の前のことはすぐに処理するクセをつけて、忘れても問題ないようにしています」
4:つめ込むのをやめて、余白を大切にする
収納も時間も“余白”がないと急な事態に対応できません。
「あいているところにつめ込むのはやめ、余白を恐れないことに。暮らしの風通しがよくなり、時間と気持ちに余裕ができます」