人生100年時代だとすれば、50代は折り返し地点。「もうこんな年齢だし」と思うか「まだまだがんばれる」と思うかはその人次第。そんな50代からの人生が好転する生き方について教えてくれたのは、女性の生き方にまつわる著書を多数上梓し、もうすぐ60歳を迎えるトップブロガーの中道あんさんです。

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中道あんさん
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50歳からの人生が好転した習慣7つ

50代は人生の後半戦。「今さら何をやっても先が見えている」といって努力しない人と「まだまだ自分にも何かできるかもしれない」と信じて行動する人とでは、60歳になったときに見えている世界が違うはずです。私がブログを始めたのは50歳。ITリテラシーもない、右も左も分からない普通の主婦が、すぐにブログを書けるなんてできるはずがない。だからこそ10年間はがんばる!とブログで宣言しました。10年もの時間をかければなんとかなると思ったからです。実際に今、50歳のときには想像もしていなかった人生を歩めています。

私たちが子どもの頃、親は絶対的な存在。親のいうことは正解だと思っています。ものすごく素直です。私がやりたいことに対しては、「もっとできる」「もっと上を目指せ!」と過大評価をする親でした。チャレンジして失敗してもバカにするようなことは一切なく、「また次行け!」と励ましてくれます。これが日常だったので、「おもしろい!」と思ったことを形にするのが好きな子でした。

そんな親でも、ときには悪気なしに傷つくようなことを言います。小学生のとき盆踊りの練習を近所の子たちと一緒にやっていると「へたくそやな」「それに比べ○○ちゃんはすごく上手」と言われて、一気に自信を喪失。踊ることに苦手意識をもつように。それは大人になっても変わりません。ようするに、私には「いい思い込み」と「悪い思い込み」があり、いい思い込みには「伸びしろ」があり、努力するれば成長できると考えたのです。

つまり、いい思い込みを取り入れることで人生が思いどおりに運んでいくのではないでしょうか。私自身が、毎日を楽しく意欲的に生きられるようになった考え方と習慣についてお伝えしていきます。

(1)自分で自分を大いに褒める

世の中、上には上がいます。他人と比べてしまうとどうしても自分のダメさ加減に視点がいきます。そうではなくて、自分ができたことに対しての成長を「素直に喜ぶ」。

こんなことだれにだってできる、大したことない。と思わず「やったー! できた!」と大いに喜ぶことです。小さな成功体験を喜べるようになると、少しずつですが自分を信頼できるようになり、段々大きなことに挑戦できるようになりました。

(2)1日の終わりに「今日できたこと」「よかったこと」をノートに書いて見返す

ノートに書く
※写真はイメージです

いいことに視点を向ける。するとポジティブな感情で一日を終えられますし、自己肯定感も上がります。いいことを探すくせもつきます。

そのノートを1か月後、3か月後、半年後など定期的にふり返ってみると「こんなにがんばったんだ!」「私って悪くないな」と自信がつくはずです。以前、予期せぬ失敗で落ちこんだとき、その半年間でやってきたことをノートに書き出して自信を取り戻せたことがあります。

(3)つき合う相手を選ぶ

「どうせ」「でも」と物事をネガティブに捉えていると、新しいことにもうしろ向きになりがちに。朱に交われば赤くなるということわざにもあるように、つき合う相手の言葉や行動にどうしても染まりやすくなります。人生は長いようで短いもの。有限な時間を一緒に過ごすのはどのような人がいいのか明らかにするのが大事だと思っています。

(4)同じ夢をもった人とつき合う

プリン

今ある夢や願いを叶えたいのであれば、同じように夢を持った人とつき合うようにしています。そういう人にこそ、どんどんと"こっ恥ずかしくなる"ような大きな夢を語るのです。「いつかこんなことをしたい」「今度、こんなことをしてみたい」。

すると、絶対「いいね!」といってくれますし、知恵の一つも授けてもらえるはずです。そうすれば、「こんな私でもやっていい」と自分への許可を出しやすくなり、前向きに行動できるようになります。