“こうすべき” の思い込みを捨ててみる

知らず知らずのうちにすり込まれていた固定観念や、「こうすべき」という思い込み。そういったものを捨てることで、家事も気持ちもラクになったと大平さんは言います。

●大事なのは心をラクにする方法を見つけること

大平さんの台所
大平さんの心がラクになる方法は?
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「家事はその日のうちに全部終わらせなければならない。ずっとそう思ってきたのですが、全部できないとき、ダメな自分にイライラしてしまうんですよね。そんなときでもなにかひとつ自分を肯定できるものがあると、心がラクになるんです。私の場合は白いふきんがそれ。家事が終わったあと、酸素系漂白剤に漬け、寝る前にすすいで干すだけなのですが、真っ白なふきんが生活偏差値を上げてくれるような気がして。家事が完璧にできていなくても、自信を与えてくれるんです。できない自分の気持ちをどう処理するかで、家事の負担感が変わってくるのだなと感じています」

【これもやめました】

・洗濯物のまとめ洗い

大平さんの洗面所

大平さんにとって洗濯のいちばんのストレスは、乾いた洗濯物をしまうこと。
「家の中をあちこち移動するのが本当に面倒で。そこで、今日は洗面所にしまうタオル、明日はクローゼットにしまう服…と分けて洗うようにしたら、家事が劇的にラクになりました」

・手の込んだつくりおき
毎日違うものが食べたいから、とつくりおきは5年ほどやめていたそうですが…。
「最近は副菜やスープなど簡単なつくりおきだけに。これが食の細くなった今の自分にぴったり。夫ともゆっくり飲めるようになり、会話も増えた気がします」

・天然酵母のパン
「食にこだわりのある人が『いつでも買えて味が安定しているから、最近スーパーで売っている某食パンを食べている』と。食べてみたら本当においしくて」
以来、天然酵母のパンにこだわっていた大平さんの食卓にスーパーの食パンも並ぶように。

『これからの暮らしbyESSEvol.05』では今回紹介した以外に、50代~60代の暮らし上手さんが「やめてラクになったこと」、老けない美容とファッション、どっちがおトク?、夏野菜おかずレシピなど、暮らしに役立つ情報が満載。

これからの暮らし by ESSE vol.05

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