人気の平屋ですが、居住スペースを確保しようとすると、収納がたりなくなりがちに。そこで2年前に平屋を建てた日刊住まいライターが、家づくりの際に行った工夫を紹介します。玄関とLDKには大きな収納スペースを設置。また、収納を各部屋に分散した間取りを採用しました。おかげで、新築から2年たってもすっきりなまま。今回は、玄関とLDKを除いた各部屋に、どのように収納を分散させたのかをレポートします。
すべての画像を見る(全8枚)収納に工夫ありの家づくりを目指す
筆者は、夫婦2人と子ども4人(長女9歳、二女7歳、長男4歳、二男2歳)の6人家族。約2年前に延床面積46.7坪(約154㎡)の平屋の家を建てました。
すでに購入していた土地は、南北に長い縦長の敷地。西と東には建物も迫っていて、平屋を建てるには向かない土地でした。
そこで、設計士さんと相談し、北側に抜ける中庭のあるコの字型のプランを採用。どの部屋にも光が入る、明るく気持ちのいい家になりました。
収納スペースは、まず玄関に4畳の大きな土間収納を設置。さらにLDKにもリビングクローセットをつくりました。
それだけではありません。それぞれの部屋に、さまざまな工夫を施した収納を確保。結果、この2年間、快適に過ごせています。
では、さっそく各部屋(プライベートスペース)に設けた収納を紹介します。
脱衣所兼ランドリールームはカウンターに下にたっぷり
脱衣所兼ランドリールームには、下着類やパジャマ、バスタオルなどお風呂で使用するグッズを収納。下着類やパジャマなどの収納には、ホームセンターで購入できるプラスチックケースを使用しています。
カウンターの高さは、使用予定のプラスチックケースのサイズを測って、すっぽりと収まる高さに設定しました。
洗濯前のものと洗濯後の洗濯物を一時的に保管するための洗濯カゴも、このスペースに収まっています。さらにまだ小さく着替えをすべて親が手伝わなければならない4歳、2歳の息子たちの服類も収納しています。
お風呂の前後に使用するものがすべてこちらに収納されているため、お風呂に行くときは手ぶらでOK。洗濯物もたたんでさっと収納できるので、家事の時短にもなっています。
ランドリールームには、頭上にも収納スペースがあります。洗濯バーとしておしゃれなアイアンバーにも憧れましたが、収納を確保するために、まくら棚にハンガーパイプをつけたものを採用しました。
ただ、あまりに収納場所が高い位置なので、筆者は踏み台がないと手が届かず、現在は洗濯洗剤のストックが置かれているだけ。デッドスペースになってしまうのなら、おしゃれなアイアンバーもよかったかも。