新居にロボット掃除機を導入するつもりなら、家づくりの段階で、備えをしておきましょう。ロボット掃除機が稼働しやすい間取りと家具を採用し、スマートな掃除機の置き場を用意したいものです。日刊住まいライターもそのつもりで、注文住宅を建てたのですが…。図面を確認した際のミスで後悔することに!

手洗い場に配置したロボット掃除機
ロボット掃除機の置き場に大失敗。扉があかない! 水栓に近づけない!
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ロボット掃除機が稼働しやすい家づくりを

わが家は、筆者、夫、小学生の息子2人(8歳と6歳)という家族構成。2年前に2階建ての注文住宅をハウスメーカーで建てました。間取りはこのようになっています。

1階:玄関、手洗い場、トイレ、LDK(スタディースペースあり)、趣味室(楽器演奏ができる)
2階:洗面所、浴室、トイレ、ランドリールーム、主寝室、ウォークインクローゼット、子ども部屋、来客部屋

 

ロボット掃除機

新居を建てる際、筆者は、ロボット掃除機を使いやすい家を目指しました。以前の家のソファは、ロボット掃除機が下を通れないデザインでした。また当時、幼い子どもたちが床を散らかしがちだったので、ロボット掃除機の導入はしていません。

 

リビングのソファ

かつての経験を生かして、新居のソファは、ロボット掃除機と相性のいいデザインのものを選びました(脚が長く、ソファの底と床の間が十分にあいているタイプ)。ダイニングのイスも、テーブルトップに上げられるものを選択。

加えて、リビングダイニングの床にものが置きっぱなしにならないように、間取りに工夫を。すぐ隣に趣味室(収納がたっぷりできる)をつくりました。

 

趣味室

ガラスの扉の先が、趣味室です。防音のための二重扉のサッシのレールが床からでっぱっているので、ロボット掃除機は入れません(これは、想定ずみ)。

散らかすようなことは趣味室でやればいい。また、LDKをロボット掃除機が稼働する際、ジャマなものはとりあえず趣味室に避難させる。こんな感じで使えるので、趣味室はとても便利。

 

痛恨のミス!ロボット掃除機の置き場所に失敗

手洗い場

間取りを決める際には、ロボット掃除機の置き場所をかなり検討しました。選んだのは、玄関を入ってすぐの手洗い場の足元です。

というのも…。ロボット掃除機を導入したかったものの、使ってないときにその姿がずっと目に入るのは避けたい。リビングダイニングのオープンな場所になど、絶対に置きたくなかったのです。

 

足元のコンセント

ロボット掃除機の置き場所には、専用のコンセントも設置しました。

ちなみに筆者は、インテリアが大好き。手洗いには、カウンターが浮いているようなデザインを採用しています。

この足元のあきスペースを活用すれば、ロボット掃除機本体がスッキリ収まる! しかも、この場所なら、玄関もLDKの掃除もスムーズにできる! そう考えたのですが…。

実際住んでみたら大失敗。おもな理由は2つあります。