新居のリビングにスタディーコーナーを設けて、勉強や仕事をこなす場所に。そう考える人が増えています。しかし現実は、家族の成長段階によって、物置と化したり、使い方が当初の予定とガラリと変わったりするケースも。スタディーコーナーを10年間使ってきた、3人の子どもを育てる日刊住まいライターが詳しく語ります。勉強スタイルの変化、テレワークの導入…。そんなことも視野に入れつつ、これからつくろうと思っている人は、この記事をぜひ参考に!

物置化していたスタディーコーナー
この物置化していたスタディーコーナーが、ガシェットコーナーとして見事復活!
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マンションリノベでリビングに造作デスクを設置

リノベーション雑誌のスタディーコーナー

筆者は、夫婦と子ども3人(長女17歳、長男12歳、二男7歳)の5人家族です。10年ほど前に、65㎡ほどの中古マンションを購入。フルリノベーションを行いました。

リノベーションプランにはいろいろな希望がありましたが、そのなかのひとつが「リビングの一角にスタディーコーナーをつくりたい」ことでした。

当時は長女が年長で、小学校入学をひかえていた時期。先輩ママたちから「低学年のうちは子ども部屋では勉強しないよ」と聞いていたので、子どもがリビングで勉強できるスタディーコーナーをつくりたかったのです。

また、パソコンを置けるデスクも欲しいとも思っていました。リノベーション雑誌で見たおしゃれなスタディーコーナーにも憧れがあったため、パソコン作業兼勉強用の造作デスクをつくることにしたのです。

 

スタディーコーナーはパソコン作業や子どもの勉強に活躍

ダイニング背後にあるスタディーコーナー

こちらが、LDKの一角につくったスタディーコーナー。キッチンで料理をしていても、スタディーコーナーで勉強する子どもを見守りやすい位置にあります。

また、ここでパソコンで作業をしながら、リビングで遊ぶ子どもたちとコミュニケーションもとることも可能。ちょっとした書き物をしたりするのにも便利でした。