年齢を重ねると、よりいっそう体に気を遣うようになるもの。現在59歳、50代以降の生き方にまつわる著書もあるブロガーの中道あんさんは、健やかな体を維持するための習慣を設けているそう。今回は、そんな中道さんのルーティンを紹介します。

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シニアライフを元気に。体を整えるための10の習慣

50代の人気女性タレントのブログを見ていて、「元気そうに見えているけど、1週間のうちにしんどい日がある」「やる気の低下や倦怠感をだましだましでつき合っている」と書いているのを見て、やっぱりそうだよね~、と。

50代ともなれば、なんとなくしんどい日があって当たり前になってきます。50代前半なら更年期特有のしんどさもあるでしょう。若い頃なら気合でなんとかできたことも、60歳を超えてシニアになれば心だけでどうにかなるものでもありません。私は55歳で起業しましたが、ふり返ってみると心身ともに健康だったからできたと思っています。

なにかを始めるには、体が資本になります。とくに起業や副業は、自分以外に代わりが効かないものです。そして、自分の調子を整えられているから、よいエネルギーを放出できて、いい風にことが回っていきます。自分の調子というのは、つまり心と体のことですが、成果を得たいのであれば、まず体が大切であり、健やかな体に整った精神が宿されると思っています。

ということで、今回はもうすぐ60歳になる私が健やかな体を保つための「体を整える10の習慣」についてお伝えします。

(1) 1日のスタートは寝ることから始まる。寝る時間を決める

睡眠の重要性はよく耳にすると思いますが、1日の疲れをとるためと考えると終わりの作業になりますが、翌日を元気よくスタートさせるための始まりでもあります。

私の場合、いかに良質な睡眠ができたかで翌日のパフォーマンスが決まるので、その助走が眠ることだ気づいたのです。どんなに遅くとも日づけが変わるまでに寝る。早いときには夜9時に寝てしまうこともあります。それが1日の始まりだとわかってからは、寝るのが楽しみになりました。

(2) 布団の上でゆっくりストレッチ

目が覚めたら、布団の上で体をゴロゴロさせます。五十肩のせいかどうも体が痛くて、マッサージしたりストレッチして体をほぐします。目が覚めたら飛び起きる。というような急に体を動かせなくなったなと思います。シニアはのんびりゆっくりでいい。

(3) 朝いちばんにメイクして仕事スイッチを入れる

写真はイメージです
※写真はイメージです

布団から抜け出すと、1階の洗面所で顔を洗い歯を磨きます。そしてメイクを仕上げると、今日のやる気スイッチがオン。雨戸を全部開けて澄んだ空気と朝日を取り込みます。

朝のルーティンを決めてからは、調子のよし悪しを感じられるようになりました。メイクが面倒ということは、調子がよくない日です。

(4) お白湯をマグカップ1杯飲む

起床後はポットで沸かしたお湯を少し冷ました状態で、ゆっくり飲み干します。胃袋が温められる感覚が好きです。メイクするときと同様、胃腸にも目覚めてもらいます。天気がいい日は窓から青空を眺めながらのんびりとします。時間にすれば5分くらいでしょうが、この時間のゆとりが心の余裕につながっています。こまめに白湯を飲んでうるおいのある体を意識しています。

(5) 朝夕、犬を散歩に連れ出し、自然に触れる

自然

なるべく、自然豊かな公園に散歩へ出かけます。小鳥のさえずり、四季折々の草花、そよぐ風、池の水面に映る風景を楽しんでいます。ときには神社に参拝して厳かな空気を感じて五感を刺激しています。

仕事中、アイディアが煮詰まってきたり、ちょっとけだるさを感じてきたらご近所を散歩してリフレッシュ。散歩のおかげで足腰が鍛えられ、少々歩いても平気です。散歩のいちばんのメリットは全身の筋肉と関節が鍛えられることだと感じています。散歩はアンチエイジングですね。