『ドラえもん』のスネ夫役をはじめ、『鬼滅の刃』の不死川実弥役や『PSYCHO-PASS』狡噛慎也役など、話題作に多数出演している人気声優・関智一さん。
「ヘロヘロQカムパニー」座長・関智一の魅力に迫る!
すべての画像を見る(全5枚)ESSEonlineでも暮らしのエッセイを連載中ですが、今回は特別編として、関さんが主宰している「劇団ヘロヘロQカムパニー」をクローズアップ。劇団のことや本日初日を迎える舞台『タイムアフターレコーディング』の見どころなど、関さんにお話を伺いました。
●劇団名は、アルファベットから先に決まった
声優として第一線で活躍されている関さんですが、忙しいスケジュールの傍ら精力的に取り組んでいるのが、自身が主宰する劇団の公演です。なぜ声優の関さんが劇団を立ち上げることになったのでしょうか?
「当時通っていた声優の学校では、声優の勉強というよりは、舞台を通じて芝居の勉強をしていました。だから授業では仲間たちと演劇の練習していたのですが、卒業すると“演技をする場所”が失われてしまうんですよね…。そこで卒業後も『演技力を磨くための場所をつくりたい!』と、19~20歳のときに同級生たちとつくったのがきっかけだったと思います」(関さん、以下同)
仲間と大切な場所を求めて旗揚げした「劇団ヘロヘロQカムパニー」。劇団名は、じつは“ヘロヘロ”が先かと思いきや、アルファベットの”Q”が先に決まっていたそうです。
「ちょうどそのとき『ドラゴンボールZ』という作品が流行っていて、“Z”には究極や最強みたいな意味合いがあるって見て、そっちから探しました(笑)。”Q”って、音的に少し抜けた感じがすると思うんですけど、僕たちもまだひよっこで間の抜けた感じだからぴったりだなって話になったんですよ。
そのQに、『まだ心もとない、バタンキュー、クルクルパーみたいな感じでヘロヘロがいいんじゃないか?』という意見を取り入れて、劇団名を決めました。ただ、『ヘロを英語にしたらHERO(ヒーロー)になるね』なんてあとづけしましたけどね(笑)」