ゴミ出しの動線を考えていなかった
すべての画像を見る(全5枚)LDKで出るゴミは、すべてキッチンに置いてあるゴミ箱に集約しています。そしてゴミ回収の日に、このゴミをまとめてゴミ集積所まで持っていきます。
勝手口から出てゴミ集積所まで、直接持っていけるとよかったのですが…。わが家では勝手口からゴミ集積所までは距離があります。ですから、ゴミ出しのために、勝手口を使うことはほとんどありません。
玄関を利用することの方が、断然多いです。
駐車場と勝手口の位置関係と同じく、もしゴミ集積所と勝手口が近ければ、ゴミ袋を持って室内を歩き回る必要はなかったのかもしれません。しかし、家づくり中は、当然、そこまで考えられませんでした。
勝手口を設置する場所は、キッチンにこだわる必要なし
わが家のようにゴミ集積所や駐車場から勝手口が遠かったり、別に庭へ出る窓があったりする間取りの場合、キッチンに勝手口をつくるメリットは少ないです(もっとも、集積所は、場所が変わる可能性もありますが)。
実際に暮らしてみて感じたのは、勝手口をつける場所を、キッチン以外にしてもよかったということ。
昔からのイメージで、キッチンには勝手口があるものと思っていました。しかし、わが家の間取りで考えてみると、キッチン以外に勝手口をつくった方が、今よりも便利に使えていたと思います。
たとえば、洗面所に。
子どもたちが雨で濡れて帰宅したときや、プール遊びをしたときも、濡れた状態で玄関や部屋を通らずに直接洗面所に行けます。着替えたり、シャワーを浴びたりするのに都合がよかったでしょう。
加えて、もし洗面所の勝手口の近くに、スロップシンクや物干しをつくれば、靴を洗って干すのもラクに。洗濯動線としてもスムーズに使えそうです。
間取りの打ち合わせのときに、そこまで暮らしの想像ができていれば…と、少し後悔。
どこにあると便利なのか、利用目的はなんなのか。このあたりを明確にして設置すれば、勝手口は本来、とても便利な住宅設備だと思います。