玄関にまつわる設備機器で「つけてよかった!」と感じたものを、日刊住まいライターが紹介します。省スペースな姿見、雨に濡れることなくアクセスできるポスト、スマホと連動するインターホン。この3つで、ストレスを感じない玄関を実現しました。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全6枚)場所とらず!靴を履く前後の様子もチェックしやすい姿見
筆者は、夫と子ども3人(15歳、8歳、5歳)の5人家族。半年ほど前に都内から西軽井沢に移り住み、ハウスメーカーで平屋の家を建てました。
この家づくりでは、玄関に姿見を設置することを心に決めていました。それまで住んでいたマンションでは、玄関に姿見がなく、不便な思いをしていたからです。
身だしなみを整えたつもりでも、家に出る直前になって、「やっぱり気になる!」ということは起こりうるもの。履いた靴を脱いで浴室まで行き、縦長の鏡で身だしなみを確認することもしばしばでした。
家を建てるなら、このストレスから解放されたい! ということでハウスメーカーには、設計の段階で、壁づけの姿見を設置することをお願いしました。
金額は約3万円ほど。ハウスメーカーによって金額は異なりますが、デザインにこだわりすぎなければ、比較的安価で取り入れられるオプションだと思います。
姿見は、ウォルナットの床に合わせて同じ色に。シンプルでスッキリとした見た目で、筆者は気に入っています。
じつはこちらの姿見、ただの鏡ではありません。収納扉を兼ねたつくりになっています。つまり、動線のジャマにならないうえに、スペース的にも効率よく姿見が設置されているというわけ。ちなみに扉をあけた収納の中身は、スリッパです。
扉をあけた状態にすると、ちょうど鏡に玄関土間に立っている自分の姿が、ちゃんと写るように計算されています。ですから、靴を履いた状態でも、全身コーディネートの確認が可能に。
靴を履く前と履いたあと、どちらででも身だしなみをチェックできる、とても使い勝手のいい姿見になりました。
深い軒&玄関脇のポストで郵便物の取り出しがラク!
戸建ての場合、ポストは門柱と一緒になったタイプを採用するケースが多いようです。でも筆者の家では、シンプルに玄関脇の壁につけました(もともと門扉はつくりませんでした)。
わが家の玄関の軒は180cmと深め。おかげで、いったん玄関から外に出る必要があるとはいえ、雨の日も濡れることなく郵便物を取り出せます。
家の中から郵便物を取り出せる埋め込み式ポストも検討しましたが、気密性が気になり採用しませんでした。ほかにも門柱に取りつける方法もあります。しかしそれだと、雨や風の強い日に、ポストまで郵便物を取りに行くので、相当なストレスになっていたでしょう。