間取り図と外観について
すべての画像を見る(全27枚)こちらは、平面図と配置図。
旗竿地のため、長いアプローチの先に建物がちらりと見えるのが特徴。玄関扉には警備会社と連動した静脈認証を採用しており、「鍵を持たずに、手ぶらで犬の散歩に行けるので、とてもラクなんです」とMさん。外壁に合わせて黒く塗装したブロック塀もおしゃれな雰囲気です。
道路側の塀に描かれた表札は、建築家の大江さんの知人でパリ在住のアーティスト・小川貴一郎さんによるもの。
玄関扉を開けると長いポーチがあり、川のように水が流れる水盤が設けられています。近くに流れる川をイメージしたものだそう。正面には坪庭の緑が見え、屋内であり屋外でもあるようなユニークな空間です。
玄関扉を入って左手に設けられた、2階テラスに続く外階段。2匹の愛犬は1階の部屋を通らずに散歩に行けるようになっています。
テラスとつながるリビングで愛犬との暮らしを満喫!
「リビング上部の窓から月が見えたり、テラスの植物が風でそよいだり光が差して影が揺れたりするのが見えて、室内にいながら自然を感じられます」とMさん。
大きな窓でテラスとの一体感を高めると同時に、天井高2.8mを確保することで、よりのびやかに感じられる2階リビング。北西側の山が眺められるように設けられたハイサイドライトも、開放感をもたらしています。
テラスには外階段でアクセスが可能。散歩のとき以外は犬が1階に下りないように、扉を設けています。正面には屋上への階段も。
左手にトイレスペースも備えたワンコ専用ルーム。縦長のスリット窓からは、光を取り込むと同時にアプローチを見下ろすことができます。
2つのおしゃれなケージは、「祖父の手づくりなんです」と長女。上部にはペットグッズを収納する戸棚も設けています。
黒い壁と羽目板張りの天井がシックな2階トイレ。上部から差し込む光も美しい、洗練された空間です。
一枚板の無垢材の長いカウンターと一体化したキッチン。天板が広く使えて、大人数の食事を準備するときも作業がはかどります。シンクは2方向から使えるように蛇口を2つ設置。
電子レンジなどの家電や食器、ストック食品などを大量に収納するパントリー。「家族が集まることが多いので、ストックを常備しています」(Mさん)。右手には掃除機の収納スペースも。
1階のもうひとつのリビングは坪庭の緑が美しい
1階にはもうひとつのリビングが。「2階はおもに家族や親しい友人などとくつろぐ場で、こちらはお客さまの対応に使っています」とMさん。室内の仕上げは白を基調としているため、外部空間の緑がいっそう映えます。
玄関扉を開けると正面に見え、1階リビングからも眺められる坪庭。上部から差し込む光が美しい陰影を生み出しています。
天井までの棚を設けたシューズクローゼット。玄関は坪庭やリビングに面したオープンな空間なので、収納を設けることでスッキリとした状態を保てるようにしています。