85歳で、ミナペルホネンが運営する「call」というお店で洋服の販売員として働いている小畑滋子さん。そんな小畑さんが働くきっかけになったのが、夫を看取ったこと。働く中でも大切にしているのが、ひとりでの暮らしです。今回は、家の中をすっきり保つコツについて紹介します。

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小畑滋子さん
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85歳、ひとり暮らし。心地よいもののもち方とは?

小畑滋子さんの著書『85歳、「好きなことを続けるごきげん暮らし』(大和書房刊)から、抜粋にて紹介します。

●心地よく暮らすためにしていること

よけいなものはもちたくありません。ものを少なくして暮らしていれば、片づけも掃除も簡単。とくに大掃除はしませんが、家の中はひととおりきれいに保てています。
自分のつくった洋服はなかなか捨てられないのですが、基本的にはものを捨てるのが苦にならないタイプ。世の中には、捨てることが難しい人もいて、とくに戦中派は、もったいないという気持ちが強くて、なかなかものを捨てることができないと聞きます。

リビング
広々としたモダンなリビング。続きの和室は寝室としてつかっている。

でも、私は全然、そんなことはなくて、むしろ捨てすぎてしまうくらいなのです。なんでもポンポンと捨ててしまいます。じつは時々「しまった! 捨てなければよかったわ」と思うこともあるのです。それでも、たいてい困ることもないので、捨てすぎる癖は改まりませんね。

●いただきものは人に使っていただく

食器
食器棚には好みの器だけ。抑えた色づかいのものが並ぶ。

いただきものは使わないというのも、家をすっきり保つコツかもしれません。基本、家には自分の好みのものだけを置きたいので、趣味に合わない食器などは、いただいてもだれかに差し上げています。ものは使ってこそだと思うので、しまいこんでおくより、使ってくださる方に差し上げたほうが、ものもしあわせだと思うのです。
そんなわけで、片づけや掃除については苦労なし。ものは少なく暮らす、これが心地よい暮らしの最大のコツだと思っています。

 

小畑滋子さんの今できることを大いにつづった『85歳、「好きなことを続けるごきげん暮らし』(大和書房刊)は発売中。

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