●ギリギリの環境で問われる人間の本質

握手
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SFサバイバルストーリーというだけでも見ごたえはバッチリですが、生きるか死ぬか、ギリギリのところだからこそ、人間ドラマが輝きます。

萱島と白浜は正反対な性格。消防士としての役目、そしてみんなを守らなければという責任感から動く白浜に対して、萱島はどこか飄々としていてつかみどころがありません。

今後の方針について「信頼しなきゃ助からない」という白浜に対し、「疑わないと助からない」と言う萱島。そんな2人ですが、正面からぶつかり合っていくうちに互いを合わないと感じつつも、信頼関係を築いていきます。また、思い切りのいい萱島と慎重な部分がある白浜はある意味、いいコンビ。ちょっとずつ素が見え、本当の笑顔が見えていく様子はサバイバルの中でホッと息をつける瞬間に。

ギリギリの環境だからこそ問われるのが、人間の本質。そんな中で発せられる言葉は、視聴者の心に響くものも多いはずです。

もちろん、見逃せないのは近未来に飛ばされてしまった彼らの運命。彼らが元々いた「時代」では忽然と消えた彼らを探すために警察も動いていますが、やはり手がかりはつかめていない様子。とはいえ、作中には謎を解く鍵も隠されていそうで…。

考察もはかどりそうなこちらのドラマ、ぜひ今からでも“乗車”してみてくださいね。