過去の失敗を何度も思い出したり、物事を悲観的に考えたり…。そんな自分と”さよなら”して安定したメンタルを保つための3つの習慣を、精神科医の樺沢紫苑先生が教えてくれました。
落ち込まないメンタルは隙間時間の使い方で決まる!
すべての画像を見る(全4枚)メンタルの安定には、心の素直さとしなやかさなど、物事をニュートラルに捉えられるようになることが大切。そうすることで感情に流されずに事実として処理できるので、落ち込むことも焦ることも少なくなります。
生活習慣を整えることが大切ですが、よくやってしまいがちなスキマ時間にスマホを見てしまう習慣は、かえって脳に刺激を与え、ストレスの原因になることもあるんです。スマホを見る代わりに、脳と心を回復させる1分習慣を今日から始めて、脱ネガティブを目指しましょう。
●1:3行ポジティブ日記を寝る前につける
就寝直前に今日あった楽しかったことや、うれしかったことを3つ書くのが3行ポジティブ日記。「そのときの明るい気持ちを思い出した状態で眠りにつきます。寝る直前に考えたことは脳に刷り込まれやすいため、ポジティブ思考になりやすくなりますよ!」
●2:目をつぶって1分間瞑想する
朝起きたときなどに1分間、目をつぶって瞑想を。「今日はぐっすり眠れて疲れもとれたと、自分の心と体調について向き合えば、異変に気づきやすくなり、生活習慣改善のきっかけに。日中は仕事の合間などに目を1分間つぶるだけでもリフレッシュになります」
●3:愚痴を言うのは1回まで!楽しいことは繰り返し話す
愚痴を言ってストレスを発散しようとするのは、場合によっては逆効果だと、樺沢先生は断言。「何度も繰り返し口にすると、記憶に定着してしまいます。ネガティブな話は1回だけにとどめ、逆に楽しい話を繰り返しアウトプット。ポジティブな記憶を強化しましょう」
ESSE6月号の特集「仕事・家族・人間関係にもう悩まない! 鬼メンタルのつくり方」では、嫌味を言われても軽く受け流し、失敗しても考えこまずに「まあいいか」と思える強いメンタル=「鬼メンタル」をつくるための生活習慣&マインドを紹介。ぜひ参考にして、今日からポジティブに!