子ども1人当たり500万円貯めたい「教育費」。今回は、子どもが小学生の場合の教育費について、ファイナンシャルプランナーの前田菜緒さんに教えてもらいました。
すべての画像を見る(全5枚)子どもが小学生の場合がいちばんの貯めどき!塾や習い事は予算を決めて厳選を
公立の小学校の場合、学校でかかる費用は、給食代や教材費、修学旅行代などの年間約10万5000円。月約9000円程度と低めです。
「もっとも貯蓄しやすい時期なので、チャンスを逃さず一気に貯めましょう。油断していくつも習い事を始めてしまうと、意外と負担になるので注意して。習い事は予算を決め、子どもとも話し合って厳選を」
●公立小学校でかかる年間費用
・学校外活動費(塾代や習い事の月謝など)…約24万8000円
・給食費…約3万9000円
・学校教育費(教材や通学用品、遠足代など)…約6万6000円
合計 約35万3000円
文部科学省「令和3年度子供の学習費調査」より
●ココに注意!中学受験は塾代だけで約300万円必要
中学受験をする場合、小学4年生頃から塾通いが始まり、高学年になるほど月謝もアップ。
「科目数や日数にもよりますが、小4~6年の塾代合計は約300万円が目安。周囲に流されず、自分の家計の状況や子どもの適性を見きわめて慎重に判断しましょう」
●ココに注意!習い事は慎重に検討を
お金がかかる習い事の代表は、バレエ、野球、ゴルフ、フィギュアスケートなど。
「さまざまな教室が乱立している都市部ほど、つい多くの習い事に通わせて出費がかさみがちです。優先すべきは将来の教育費貯蓄なので、意識して抑える気持ちをもって」
●おもな習い事の平均月謝
・ピアノ…5400円
・スイミング…6776円
・書道・習字…2604円
・そろばん…2926円
・サッカー…3596円
・英語・英会話…7623円
子どもの習い事メディア「SUKU×SUKU(スクスク)」2021年実施アンケート調査より