天気が悪くても、疲れていても、ほぼ毎日しなくてはならないのが洗濯。できるだけ手間なく、少ないアクションですませたいものです。
整理収納アドバイザーなど数多くの資格をもち、活動している川根礼子さんは、100円ショップのアイテムを駆使して洗濯を時短ですませる工夫を提案しています。
今回はそのテクニックを披露してもらいました。
ズボンは洗濯ネットにぴったり入れればシワ知らず!100円グッズの洗濯ワザ
●襟汚れ落としジェルは、あの100円グッズで洗濯機にペタリ
子どもの制服のカッターシャツや仕事のワイシャツは、どうしても襟部分が黒ずんでしまうもの。川根さんは、洗濯前にオキシクリーンのジェルスティックを襟に直接塗ってもみ込み、汚れを落としています。
「2人分のシャツ洗いに毎日使うため、1か月に1本ずつ消費。サッと手に取りたいので、洗濯機の側面に置いています」
使っているのはダイソーのマグネットタイプ傘立て。いろいろな用途で使えて便利! と話題の100円グッズです。
「この傘立てにオキシクリーンジェルがジャストフィット。マグネットタイプなので洗濯機にしっかりとくっついてくれます。片手でスッと取れるのが気持ちいい!」
●ズボンのシワ予防にジャストサイズの洗濯ネット
中高生のお子さんの制服の洗濯にも手がかかります。
「カッターシャツだけでなく、ズボンも汚れるので毎日洗っています。ただ、そのまま洗濯機に入れるとシワだらけ。アイロンがけにかなり時間を取られていました」
そこで、100円ショップの洗濯ネットでひと工夫。
洗濯ネットに衣類を入れて洗うことは珍しくありませんが、ポイントはズボンをきっちり折りたたんで、ジャストサイズのネットに入れること。
「センターラインに合わせてピシッときれいに折り、折ったサイズと同じ大きさの洗濯ネットに入れます」
「ゆとりやすき間があると生地が動いてしまうので、できるだけぴったりサイズを探します。ひもは必要ないので切り取りました」
ネットなしとありで洗い上がりを比べてみたところ、ネットありではしわはほとんどついておらず、アイロンが必要ないほどの仕上がりだったそう。
「さらに時短にするため、ネットに入れる作業は子ども自身にやってもらっています。センターファスナーの方が、子どもでもたたんだズボンが崩れずに入れやすいようです。この入れ方にしてから、おしゃれ着洗いでなく普通の洗濯コースでもシワがつきにくくなりました」
ズボンにぴったり合う洗濯ネットが見当たらなければ、少し大きなものをズボンの大きさに合わせて縫うのがおすすめ。
「縫う手間はかかりますが、その後の毎日の洗濯がぐんとラクに。なにごとも最初が肝心です」
●つっぱり棒とドア枠フックで室内干しコーナーがつくれる!
子どもが多いと洗濯物はかなりの量に。気温が上がらない冬や梅雨の時季はなかなか洗濯物が乾きません。
「わが家にはランドリールームがないので、100円グッズで簡易的に室内干しコーナーをつくりました」
材料はドア枠に引っかけられる大きなフックとつっぱり棒だけ。
「ドア枠にしっかり挟んで、つっぱり棒を通すだけ。洗濯物は濡れていると重いですが、意外としっかりしていて丈夫です」
「5人家族なのでここだけではたりず、いくつかセットを用意して家のいたる場所で引っかけています。使わないときはバラしてコンパクトに収納しておけるのもポイント」
洗濯は毎日避けて通れない家事ですが、工夫次第でラクにしたり時短化することは可能です。川根さんのテク、ぜひ参考にしてみてください!
※取りつけの際には耐荷重に注意し、また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう