テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、今が旬の「新ジャガ」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
新ジャガイモの素揚げとアレンジレシピ
野菜は新鮮なうちに下ごしらえをし、軽く味つけをして保存するのが藤井さん流。
「切りおき、ゆでおきするだけでももちろん便利ですが、薄味をつけておくとそのまま食べられるから、あと一品ほしい、というときに大助かりです」
水気が多くて若い味わいの新ジャガは、皮つきのまま揚げて余分な水分を飛ばすと、コクと甘味が増しておいしくいただけます。
「まずは揚げたてをそのまま食べて、旬の味をご堪能あれ!」
●新ジャガイモの素揚げ
すべての画像を見る(全2枚)材料(つくりやすい分量)
- 新ジャガイモ 1kg
- 揚げ油 適量
- 塩 小さじ2/3
【つくり方】
(1) 新ジャガイモは水に浸してよくこすり洗いする。皮つきのまま半量は4つ割りにし、残りは1cm厚さの輪切りにし、水洗いして水気をふく。
(2) 鍋に(1)の半量を入れ、揚げ油をひたひたくらいまで注ぐ。
(3) 中火にかけ、こんがりと色づくまで揚げる。油をしっかりきって、熱いうちに塩小さじ1/3をふりまぶす。残りも同様にする。保存容器に(2)を入れ、冷めたら冷蔵庫で保存する。
保存期間は冷蔵で1週間
【POINT】
・皮は薄くてやわらかく、香りもいいので、むかなくてもおいしくいただけます。
・切り方を変えて、4つ割りと輪切りの2種類をつくっておくと、アレンジするときに便利です。
・冷たい油からじっくり揚げると、水分が抜けて、むっちりとしたおいしさになります。
●【アレンジレシピ】新ジャガイモとソーセージのソテー
コクうまで、ビールのつまみに最高!
材料(2人分)
- 新ジャガイモの素揚げ(輪切り) 300g
- ウインナソーセージ 6本
- タマネギ 1/2個
- バター 10g
- A[粒マスタード大さじ1/2 塩小さじ1/3]
【つくり方】
(1) タマネギは薄切り、ソーセージは斜め1cm幅に切る。
(2) フライパンにバターを強めの中火で溶かし、(1)のタマネギを炒める。しんなりしたら新ジャガイモの素揚げとソーセージを加えて熱々になるまで炒め合わせ、Aで調味する。
メリットいっぱいの「野菜ストック」を1冊にまとめた『藤井 恵の季節を味わう野菜ストック』(扶桑社刊)が発売中。一年中手に入りやすい野菜や、春夏秋冬の旬の野菜、乾物などのストックレシピ34点と、アレンジレシピ126点を収録しています。