12月は大掃除シーズン。いざ大掃除を始めようと思っても、腰が重くてイマイチはかどらない…。

そんなときは、「大掃除前に掃除のハードルを下げておくことが大切です」と、お掃除ブロガーのよしママさん。すぐに実践したいテクを詳しく伺いました。

大掃除
年に一度の大掃除、がんばりましょう!
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大掃除成功の秘訣は、『よいスタート』がきれるかどうか

「わが家の大掃除は、秋からちょこちょこ派。実家は、年末年始にまとめて行う派でしたが、両方の掃除を経験してみて感じたのは、大掃除成功の秘訣は、『よいスタート』がきれるかどうか。スタートをきれば、掃除はスイスイ進んでいきます」と語るよしママさん。

「なかなかスタートをきれない原因の1つが、家じゅうにあふれているもの。ものをどかして掃除して戻すという繰り返しが想像できてしまうので、『大変』と思ってしまい、なかなかスタートがきれないんです」

そのハードルを取り除くには、どうしたらよいのでしょうか。

「掃除は道具を使うので、あいている空間が広ければ広いほど効率よく行えます。たくさんのものを出して掃除すると、足の踏み場もなくなりますが、ものが少なければ出し入れする時間も減り、時短にもなるんですよ」

年末は、クリスマスや冬休みなど、ものがたくさん家に入ってくる時期でもあります。掃除を成功させるものの手放し方のコツを教えてもらいました。

掃除にじゃまな不用品は、早いうちに処分してしまいましょう

●大掃除前には事前準備を

準備なしで大掃除を始めると、不要な家具や衣類などが出てくることがあると思います。
大掃除が終わるまでに処分するものがずっと家にあることになり、大掃除が終わった頃に不用品が部屋を占領してしまいます。
これでは掃除がなかなか進まないし、気持ちよくお正月が迎えられません。

年末のクリーンセンターは大人気で、大行列をなしています。私も年末ギリギリに捨てにいって、1時間近くかかった苦い経験も。

時間がもったいないので、捨てるものは、早めにクリーンセンターへ持って行くのがポイント。
1度では運びきれないこともあるので、第1回目をすぐにクリーンセンターへ運び始めるのが安心ですね。まとめて年末まで待っていると、掃除が進みません。

●クリーンセンターへ運び出すコツ

<大物>

ジャングルジム

不要なタンスや布団、家具など、まずは大物のチェックから。

普段なかなか確認しない、倉庫や押し入れからチェックします。大物から優先的に運び出し、玄関に近い部屋へ、いったん集めておきます。

捨てるのはもったいないという方は、リサイクル業者さんを呼ぶといいですよ。値段を見積もって、買い取りに来てくれます。なるべく早めに、すいている時期に頼んでおくとスムーズ。

<中くらいのもの、資源、不燃物>

電子レンジ

大物が終わったら、衣類や紙類、食器類、オモチャなど中くらいの大きさのものをチェック。不燃物も、ゴミ収集のタイミングと合わないと、家にずっと置いておくことになるので、一緒にクリーンセンターへ持ち込んでしまいましょう。

資源ゴミとなる雑誌や段ボールなども一気に持ち込みます。リサイクルショップへ持ち込みたいものは1つの袋へまとめて、捨てるものと区別します。

なるべく家に不用品を置いておく期間を短くすると、すぐに大掃除に取りかかりやすくなります。捨てるものをどんどん車に乗せて、クリーンセンターへ向かいましょう。

<細かいもの>

細かいもの

細かいものは、普段のゴミ捨てで捨てられるので、掃除しながら不用品を捨てるのでもかまいません。

でも、できるだけクリーンセンターへ持ち込むときに一緒に捨ててしまうと、掃除がラクになります。

家全体の不用品が出たら、クリーンセンターへ持ち込みします。積み重なるとなだれが起きてしまうので、平置きして運ぶといいですよ。

私の地域のクリーンセンターでは、不用品を自分たちで運び出すルールになっているので、平置きしていると取り出しやすく、ケガをしにくいです。

不用品はクルマに積んで

不用品はクルマに積んでクリーンセンターへ。

不用品を計量

クリーンセンターでは、写真のような機械で不用品を計量します。

不用品の重さを書いた印紙

計量後には、不用品の重さを書いた印紙が出てきました。

●年末行事でさらにものが増えても安心

ものが増える年末年始も、不要なものを手放していれば大丈夫。
お正月にお年玉でオモチャを購入したとしても、大丈夫なくらいにものを減らしておきたいですね。

大掃除は、不要なものを手放しておくことで、すぐに取りかかることができます。掃除をしながら、不要なものの片づけをしていると、肝心な掃除ができなくなってしまいますよね。なるべく早く不要なものを手放すことで、掃除を始めやすくなり、掃除自体もスムーズに進みます。

ちなみにわが家では、夏休みにもクリーンセンターへの持ち込みを行っています。年に2回クリーンセンターへの持ち込みをしていれば、家はスッキリして掃除しやすい家になっていきますよ。