シリーズ累計1400万部(電子書籍を含む)を越える『魔術士オーフェンはぐれ旅』(TOブックス刊)のアニメ新シリーズ『アーバンラマ編』が1月18日より絶賛オンエア中です。

◆前編の森久保さんの記事はこちらから◆

声優・森久保祥太郎さん。「小野Dはやっぱりカッコいい」と感じた瞬間

小野大輔さんインタビュー。森久保さんに言われたエドとの共通点

(左)森久保祥太郎さん、(右)小野大輔さん
(左)森久保祥太郎さん、(右)小野大輔さん
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今回は前編の主人公・オーフェンを演じる森久保祥太郎さんのインタビューにつづき、今シリーズのキーマンでもあり、オーフェンとの関係が明かされたばかりのエド役を演じる小野大輔さんにお話を伺いました。また、2人の超貴重なサインのプレゼントもあるので、記事の最後までぜひお見逃しなく。

●オーフェンは唯一無二の世界観

小野大輔さん
小野大輔さん

長い歴史がある『魔術士オーフェン』シリーズ。小野さんご自身も、学生時代にファンとしてアニメを観ていたそうです。そして、その作品に出演するのは「不思議な感覚」だといい、こう続けます。

「学生時代に『魔術士オーフェン』を観ていたときは王道のファンタジーアニメという印象でした。ただ、自分が出演することになってから原作や、アーバンラマ編の台本を読ませていただいて、こんなに複雑な話だったのかとじつはびっくりしたんです。

たとえば、“ドラゴン”という存在もファンタジーのひとつの要素として存在するのではなく、オーフェンでは、人間種族をも巻き込んで壮大なドラマを生み出す要素になっている種族なんですよね。すべての要素が物語をつくるために存在していて、複雑に絡み合っている。原作の秋田禎信先生が生み出した本当に唯一無二の世界観なんだな、と今回のアニメ化で改めて知りました」

●生き方が不器用。でもそこに魅力を感じている

小野さん演じる・エド
小野さん演じる・エド (©秋田禎信・草河遊也・TOブックス/魔術士オーフェンはぐれ旅製作委員会2023)

小野さん演じるエドは、オーフェンに兄弟子にあたる人物で、オーフェンにとっては重要な存在です。

「簡単に言ってしまうとライバルですね。かつては同門にいたということで、目指していた場所は同じだったはずなんです。僕の印象ではオーフェンは飄々としながらもいつも自分以外の誰かのために行動をしているんですが、エドは自分のために行動していて…ここが2人のコントラストになっているけれど、どこか同じような生き方をしている

マジク(オーフェンの弟子)が最初にエドを見たときに、オーフェンの面影を見て魔術士だと気づくシーンがあるんですけど、そこに象徴されている気がします。そして2人とも生き方が不器用。だから僕はそういう完全無欠のスーパーヒーローじゃないところがすごく魅力的だな、と思って演じさせてもらっています」

そして、小野さんがエドを演じるうえで大切にされたことは「多くを語らない」ということです。

「とくに言えるのはロッテーシャとのかけ合いのシーン。そこのやりとりは少しでも熱がのってしまうと役がブレると感じていて…。だから少ないセリフの中にも余分な熱を入れないようにしていました。でも、これから先の展開にもつながっていく部分なので、違った意味で多くを語れないんですけど(笑)」

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