●「出来高制お小遣い」による思わぬメリット
今まで欲しいときに欲しいものを買ってもらっていた娘。
正直、お金の価値やありがたみというものを理解できていたように私からは見えませんでした。
ですが、出来高制を取り入れてみると…。「100円のこれを買うには10ポイント貯めないとだめなのか…」「この値段高いなぁ」という台詞が聞かれるようになりました。
欲しいものができたときに値段を確認して、
商品にその値段が見合っているか?
その商品を買うためにどれだけのポイントを貯めないといけないか?
ということを自然と考えるようになったのです。
それは自分のお財布からお金を出すときだけでなく、学用品や洋服、出かけ先で喉が渇いたときなど、私たち大人のお財布からお金を出すお買い物のときにも。
今まで考えなかったお金の価値を自分の肌で感じてくれるようになったのは、とてもよかったと思っています。
それに、お小遣い制にしてからは、習い事帰りのコンビニへの寄り道の回数がうんと減りました。娘に聞くと「がんばって貯めたのに、コンビニで使うなんてもったいない!」だそうです。
●タイミングも大事!お小遣い制の失敗談
せっかくなので失敗談も。じつはこの方法、娘が小学生になった3年前にも試したことがありました。ですが、そのときはまったく定着せず、あえなく失敗…。
理由は、1人でお買い物をする機会がまだない年齢だったこと。
「自分で欲しいものを買う」というのが、他人事ではなく自分事になっていた今だから成功した方法だと思っています。
4月には、習い事を新たに始めるお子さまも多いのではないでしょうか?
「基本給+出来高制」のお小遣い、お子様が買い物に興味を持たれたタイミングで始めてみてはどうでしょうか?