整え方アドバイザーとして、暮らしの上手な回し方を教える阪口ゆうこさん。自他ともに認める、ズボラ&家事嫌いながら、仕事・家事・育児をムリなく両立させています。今回は、きれいな空間をつくるために阪口さんが実践している基本の3ステップをご紹介します。

きれいな空間をつくる、たった3つのステップとは?
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片づけ、それは永遠のテーマ

 入園卒園入学卒業就職恋愛結婚出産育児退職…。人生とは山あり谷あり也。

 その都度、アイテムを手に入れたり手ばなしたり、さまざまなアクションが起こります。暮らしも空間もそのたびに見直す必要あり。

 そう、片づけは一生の問題なのです。

「えー!」なんて声が聞こえてきそうですが、やり方さえ覚えりゃ、ちょちょちょいのちょいの助、私もえらそうにアドバイザーなんて言うてますが、片づけを覚えたのはついついこの間。それまでは部屋も、人生もカオスでした! ええ、万年カオス!

 一度、自分なりのやり方を覚えれば無問題。ここでは私が実践していることをお教えしますね。ではでは、はりきっていってみよーう!

片づけを成功させる3ステップ

1.どんな暮らしがしたいかを超具体的に書き出す

どんな暮らしがしたいかを超具体的に書き出す

 なぜ、超具体的なのか。たとえば、「やせてキレイになりたいわ~」という理想と、「3か月で5㎏やせてお気に入りのワンピースを美しく着こなしたい!」という理想、どちらが叶いそうに感じますか??

 そうなのです。ザックリとした理想は叶いにくいのです。暮らしの理想も同じです。私が片づけを始めた頃に掲げた理想は、「スッキリした家!」だけではなく、「5分でさっと片付けられ、人をすぐ招くことができる空間!」でした。

 どうですか? 具体的な目標にすると達成した時にわかりやすい! モチベーションがうなぎ登りになり、さらに高い理想を求められる自信につながります。

2.現状を把握し、問題点を明確にする

現状を把握し、問題点を明確にする

 理想という目標を超具体的に決めたら、次は現実を見るプロセス!目をおおうような現状に立ち向かいましょう。片づけとは己との戦いである。うむ、深い。

 つまりは空間のものをすべて出しきって、なにがどれだけあるかを確認する作業です。現状を把握できたら、次は問題点を明確にします。 わが家の場合は何年も使っていないものを、また使うこともあるかもしれないと言いながらダラダラ置いている状態。不要なものが多すぎました。もったいないのは捨てることじゃなくて、使わないことなのに。今はそう思うけど、その頃はわからなかった。

3.問題点を排除する

 問題が明確になったらその問題点を排除するだけという、あなたが変わるまでもう秒読み。ドキドキのクライマックス。私は、手放す判断が早くできる下着や靴下から手をつけて、多すぎるもらいものの文房具や読まない本やらさまざまな物を手ばなしました。そうしたら必然的にものの配置がゆったりして、出し入れが超スムーズに。ものの住所を決めて5分でさっとものを戻せるようになりました! パンパカパーン。

 どうですか?このプロセス、仕事や私生活などのさまざまな理想を叶えるために有効です。たとえばダイエットとか貯蓄とか!できる事からコツコツ初めてみませんか?取りかかる前には、なりたい理想を、必ず自分自身に問いかけてみて。あなたはどんな自分になりたいですか?

【阪口ゆうこさん】

整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「

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