子どもが手を離れ、仕事もひと段落…自分のための時間を楽しもうと、多くの人が新しい人生のスタートを切る50代、60代。でも同時に、気力や体力、記憶力の衰えが気になる年頃でもあります。いくつになってもはつらつと元気でいるためにはどうすれば? 70代の現在も、散歩や読書を日課とし、好奇心旺盛に日々を楽しむ女優・加賀まりこさんに、実践している習慣をうかがいました。

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79歳加賀まりこさん流!頭と体を元気に保つ方法

椅子と加賀まりこさん
加賀まりこさん
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12月に79歳の誕生日を迎えた加賀まりこさん。年齢を感じさせない活力にあふれた姿は、世代を超えた憧れの的です。昨年11月発売のムック『60歳からはわたし基準でうまくいく!』(扶桑社刊)では表紙に登場。インタビュー記事と併せて、大きな反響を呼びました。

スタッフも驚いた撮影時のエピソードとともに加賀さんが実践する、頭と体を元気に保つ方法をご紹介します。

●ぼけずにいられるのは、よく動くから

視線をそらす加賀まりこさん

限られた時間の中で何十枚、何百枚もの写真を撮る撮影現場は、撮られる方も体力勝負。

疲れの色を見せず、次々とポーズをとる加賀さんの体幹の強さや柔軟性に、カメラマンを始め、現場のスタッフから歓声が上がる場面も。体力の維持に役立っているのが、70歳から始め、今も週1、2回の頻度で通うピラティスです。

「始めてからは、普段歩くときも足の親指に意識して力を入れるようになったかな。体と脳が直結しているかはわからないけど、私がぼけないでいられるとしたら、よく動くことも関係あるのかもね。ただじっとしていると、時間がもったいなく思えてくるから、家にいるときも、テレビを観ながらV字開脚しているし、タクシーに乗っている間は、前を走っている車のナンバーでかけ算や足し算をするのが好き」

そうした日常のなかにも心浮き立つような出来事を見つけるのが、加賀さん流の過ごし方。

「朝起きたら、運動代わりに家の前の坂を往復するのね。たった数十メールだけど、そのわずかな間でも『今日すれ違ったのは、ちょっといい男だったわ』と、ときめくことがある。80歳近い私ですらあるんだから、皆さんの日常にもあるんじゃない? そんなにドラマチックじゃなくても、すてきなことのかけらって、日常にいっぱい隠れているはずなのよ」

加賀さんのインタビューを掲載した『60歳からはわたし基準でうまくいく!』は好評発売中。住まい、もの、お金、人間関係…これからの人生を自分らしく楽しむための上手なつき合い方や見直し方のヒントが満載です。

 

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