家計簿をつけていなくてもできる!変動費の見直し方法

固定費の見直しの次に取り組みたいことが変動費の見直しです。変動費は、ざっくり言えば「買い物時にレシートをもらう支出」と思っていただいて結構です。
家計の相談を受けるなかで、「家計簿をつけなきゃいけないと思いつつ、続かなくて」「やっぱり家計簿をつけないといけないでしょうか」というご質問をいただきます。じつは、私自身も家計簿はつけておりません。そこまでマメではないので、続かないんですね。そこで今日は私も実践している、家計簿をつけていなくてもできる変動費の見直し方法をご紹介します。

●「消費」「浪費」「投資」の3つの支出に分類するコツ

まず、大きめの箱をご準備ください。そして、日頃のレシートを捨てずにその箱入れるなどして保管していってください。1か月分がたまったら、レシートを見て振り返りをします。
ポイントはレシートを食費や日用品費などカテゴリーごとに分けるのではなく、「消費」「浪費」「投資」の3つの支出に分類することです。
生活するうえで必要だった支出を「消費」、将来のために使ったお金、少し贅沢かもしれないけど買ってよかった支出を「投資」、必ずしも必要ではなかった支出、買ったけど使っていないものや後悔している支出を「浪費」、この3つに分けていきます。

レシート仕分け
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「コンビニで買った費用は浪費」などのルールはなく、ご自身の感覚で分けていくことに意味があります。たとえば同じ書籍代だったとしても、読んでいなければ「浪費」になる可能性もあるでしょうし、読んだおかげで学びを得たのであれば「投資」になるでしょう。
消費・浪費・投資に分けてみて、支出を見直す際、先に削るべきところは浪費です。次に投資をやりすぎていないかな、という順に見直していきましょう。このワークをすると、次の買い物から、この支出は3つのうちどの支出だろう? と考える癖がつき、無駄遣いを防ぐことができます。

固定費を見直し、そして変動費をレシートで振り返る。そこで支出を減らした分は、先どり貯蓄などの仕組みを活用することで、ストレスなく貯めていくことができます。ぜひ本当に必要なところに使い、無駄を減らしていくことで、ご自身にあったお金のつき合い方を見つけていきたいものですね。