2022年のESSEonline年間ランキング記事を発表、再掲載します。【読み物部門】2位に輝いたのはこちらの記事でした。

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97歳、看護師を続けながら一人暮らし。食べること、歩くことが大切と実感【2022年読み物部門3位】

50代におきる心の変化と、これからの自分との向き合い方

年齢を重ねるごとに、これまでとの変化が生まれてくるもの。

今年59歳を迎えた、50代ブロガーの中道あんさんに、そんな心境の変化と、これから意識しておきたいことをつづってもらいました。

中道あん
中道あんさん
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8月に59歳になりました。ついに50代最後の年が始まりました。50代といっても前半と後半では体の変化や気持ちのもちようなども変わってきたと感じています。そんな私の変化とともに、これから60代を迎えるためにも、意識していきたいことをまとめました。

 

●(1)面倒くさい手間を省きつつ、体をことを考える

これまでは丁寧な暮らしが生きている実感のようでしたので、丁寧にごはんづくりをしていました。例えば、市販のだしの素やめんつゆ、レトルト食品などは使わずに、イチからつくることに重きを置いていました。それが、子どもが社会人ともなれば、そんな丁寧な使命感から卒業。昆布とカツオで出汁をとるなんて面倒なことをやめて、便利な調味料を使うようになりました。カレーなどのたまにしかつくらない料理は自分好みのレトルトで十分。

健康食材

ただ、年齢ならではの健康志向というのでしょうか、○○が体にいいと聞くと積極的に試してみたいという意欲がおきてきます。例えば、ブロッコリーが筋トレに効果があると聞きつけて最近はよく食べるようになりました。50代前半までは、自分だけは、まだまだ若い人には負けない、なんて意気込んでいましたが、例外なく自分も老化すると悟りました。食べたいもの大事ですが、体によいとされるものを積極的にとることも大事になってきました。

 

●(2)メイクは時間をかけてする

メイクの時間が短いことが自慢でした。よりキレイに見せようとするための努力心はなく、メイクしたことで満足していたからです。ただスキンケアだけは若い頃から気にかけていたおかげで、ハリのあるお肌を保てていると思っていました。ところが、57歳を過ぎたころから、鏡に映る自分の顔に変化が起き始めます。シミが浮き出てきたり、ほうれい線が深くなってきたように感じるのです。鏡を見るたびに、なんだか落ち込んでしまう。そのころ、ちょうどピラティスを始めたことで、リフトアップの顔の筋トレ方法も学びました。

朝、目覚めたらまず洗面室にいき歯みがきして顔を洗ってメイクを始めます。寝起きの顔に昨日一日の生活が現れます。肌の状態から浮腫み具合もチェックして丁寧にスキンケアをして、表情筋の筋トレを少しします。それから、フルメイクです。お肌のシミも人目には気になるほどではなくても、自分の目にはしっかり浮かび上がっているように見えるものです。シミにコンシーラを塗って優しく抑えて隠します。アイラインやマスカラなどつけて、一通り終えて洗面室からでると30分ほど経っていました。

50歳の前半を過ごした会社員時代は10分もあれば十分でしたのに、3倍ほど長くなっています。少しでもキレイに見られたいという思いは、年齢を重ねるほど大きくなっています。その気持ちが女性であることを諦めていない証拠だと思うのです。