趣味や運動など、始めたはいいけれどなかなか続けられない…という人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、50歳から始めたフランス語の勉強やスロージョギングを63歳の現在も続けているという、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、物事を継続するコツを教えてもらいました。
60代ミニマリストも実践。物事を継続する7つのコツ
すべての画像を見る(全8枚)物事を続ける秘訣を7つ紹介します。
私は語学が好きですが、語学で重要なのは一も二もなく継続することです。だから私は、長年、続ける方法をいろいろ試してきました。
●1.習慣にしてしまう
なにかを続けるのにいちばん有効なのは、毎日の歯みがきのように習慣にしてしまうことです。そのために、すでに習慣になっている行動にひもづけるといいでしょう。
たとえば、1日15分の片づけを続けたいなら、朝起きたらすぐに15分片づける、日々の掃除の前に15分作業する、寝る前に部屋をリセットするなど、いつもやっていることの前後に片づけを持ってくると、ほどなく習慣になります。
●2.時間を用意する
やりたいと思ったことが続かないのは、それをする時間を確保していないからです。
その作業をいつ、どのぐらいの時間やるのか、しっかり決めて、スケジュールに入れ、その時間が来たら、必ず実践してください。歯医者や美容院に予約をするのと同じです。
運動やダイエット、楽器の練習など、新たに始めたいことがあるとき、多くの人は、ウエアや道具を用意します。しかし、道具より時間を用意するほうがよほど継続できます。
●3.プロセスの可視化
その日、やりたいことができたことを目で見える形にしておくと、やる気が持続します。ちゃんとやれたらカレンダーに印をつけたり、シールを貼ったりするといいでしょう。私は毎日続けたいことを、スケジュール帳の「習慣」という欄に書き出して、できたら色鉛筆でますを塗りつぶしています。
ちょっとしたことですが、色のついたますがたまってくると、「私、がんばってるじゃん」とセルフイメージがあがります。色がつかない日が3日以上続かないように気をつけています。
部屋の片づけなら捨てたものを書き出したり写真に撮ったりするといいでしょう。
●4.節目節目にお祝いをする
1週間、1か月、3か月、ある程度続けることができたらちょっとしたお祝いをしましょう。ごほうびを自分にあげてください。どんなごほうびがいいかは、継続を目指している行動や、その人の性格によって変わります。
ダイエットしている人が、1か月継続できたお祝いにケーキバイキングに行くのはまずいと思います。ですが、大好きなケーキやチョコレートをほんの少しだけ食べるのはいいかもしれません。いったん食べだすと歯止めがきかなくなるなら、食べること以外のお祝いをしたほうがいいですね。