50代を目前に団地に引っ越し、自分にとって心地よいシンプルな暮らしを営んでいるきんのさん。そんなきんのさんが、月1回行っているというのが「自分会議」。ここではそのやり方とメリットをご紹介します。

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月1回頭の中も整理整頓!「自分会議」のススメ

自身の変化や住まいの不具合を敏感に感じ取り、暮らしをブラッシュアップしている、きんのさん。毎日を有意義なものにできるのは、月1回の「自分会議」のおかげだそう。

コーヒーとクッキーとノート
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この1か月をねぎらい、課題を洗い出し、改善計画を練るという自分会議。明日をよりよくし、未来が楽しみになるヒントがここにありました。

●会議を重ねるごとに暮らしが自分サイズに

自分会議を始めてよかったのは、自分の価値観からブレずにいられること。たとえば、私は掃除が苦手なんですが、以前は、「完璧じゃないと」と高い目標を立てては挫折していたんです。

でも、毎月1回、自分会議で暮らしを点検し、振り返り、老い支度ノートに書きためていくなかで、ピカピカ輝くような家じゃなくていい、自分の許容範囲ならいいじゃない、と思えるように。今は身の丈に合った暮らしができていると思います。

自分会議のやり方

きんのさんに、自分会議のやり方を教えてもらいました。

(1) 月末にお気に入りの場所で開催

自分会議は、私にとってお楽しみの時間。月末の休日にカフェやキッチンのお気に入りのスペースで、お茶とお菓子を用意して始めます。考えを書き出すと頭が整理されるので、筆記用具は必須。今は、書き味がよく、余分な機能のない「QUADERNO(クアデルノ)」という電子ノートを使っています。

(2) 議題は困りごとや目標、今月の振り返りなど

まず、暮らしで改善したいことや目標をざっと書き出します。次に、具体的な対策を考えて、それもメモ。今月、自分ができたこと、新しく経験したことなども書いて、自分をほめるのもポイント。大人になると、だれもほめてはくれませんからね(笑)。現実的なことばかりでなく、10年後、20年後の理想像をぼんやり考えるのも楽しいです。

<自分会議の議題>

・今、困っていること
・来月のやることリスト
・今月、新しく始めたこと
・今月、自分をほめたいこと
・この先の夢や目標

書類はがきなど

DMや書類は受け取ったときに要・不要を判断。

ホワイトボックス
DMや書類の整理も

迷うものは、「とりあえずBOX」へ。自分会議でこのボックスを精査し、回答期限や使用期限があるものは100円ショップのファイルケースに月別に入れています。