●年齢、現住まい…マイホームのタイミングは今!

悩む
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そんなわが家は1年前、夫の転勤で関西圏に。夫婦共に地元ではない場所ですが、関西人夫婦が関西圏で暮らし始めた、これは大きなポイント。

そしてなにより、夫の年齢。今年50歳を迎え、わたしもあと2年で50代に突入します。定年まであと15年、定期的な収入を得られる期間にもカウントダウンが近づいてきました。年齢を重ねてもローンを組むことはできますが、これから先の支払い能力が上がると断言はできません。

息子にとっても、小学4年生に上がるタイミングで転校するのがベストなのでは? と思い始めます。

そうした年齢や居住地のことをかけ合わせて考えると、「無理のない物件探しができるのは今だ!」という気持ちに。

●マイホームに対する夫婦間の温度差

マイホーム

とはいえ、当初は物件探しに前向きなのは私だけ。反対ではないものの、「引っ越してまだ半年やし」「まだ先の話だよね」と他人事のような夫。

「家探しに対する夫婦間の温度差はよくある、ふと合致する時期が来る」という住宅相談員の友人の言葉を思い出し、「引っ越すのは先かもしれないけれど、自分たちのタイミングでいつでも住み替えができるよう準備しておくのは、損にはならない」と私の思いを説明しました。

そうして、気になる物件から見てみよう! と自宅から徒歩圏内の近所から物件めぐりをスタートしました。

●ゆるく始まった家探し。徐々に条件がクリアに

家探し

そんな経緯でゆるく始まった家探し。マンション? 戸建て? 自治体は? などまったく決めていませんでしたが、いくつか回るうちに「自分たちの求める暮らし」が徐々に見えてきました。

広さや間取り、築年数はもちろんのこと、庭が欲しいのか、商業施設に恵まれた立地がいいのか、駅近がいいのか。理想や時期が曖昧なままスタートしても、見学を重ねることで具体的に比較するようになり、条件がクリアになるのだと感じました。

結論から言うと、最初の内覧から3か月後には購入する物件を決めていました。3か月で足を運んだ物件数は10を超え、夫婦間の温度差は徐々に縮まり決断に至ることに。

いずれ地元で家を買いたい転勤族の方にも、今の居住地での物件めぐりはおすすめです。その土地に住むつもりはなくても、どんな家に住みたいか、どんな暮らしがしたいか、自分たちの条件が見えてきます。それがわかれば、離れた土地の物件探しにも生かせます。土地以外の条件をリストアップする準備はできるのではないでしょうか。

 

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