毎日のように出るゴミ。ゴミ箱がすぐにパンパンになったり、寒い時季はゴミ捨てもおっくうに。「ゴミを捨てるときにほんの少し工夫するだけで、ゴミへの悩みを小さくなりますよ」と話すのは、毎日が楽しくなる収納術や家事コツを発信する片づけのプロ・はらむらようこさん。今回、かさばるプラスチックゴミを小さくするコツを教えてもらいました。
すべての画像を見る(全11枚)かさばるプラスチックゴミを小さくするコツ
燃えるゴミとプラスチックゴミ(プラゴミ)を分別すると、プラゴミの多さに驚かれ方も多いと思います。かさばりやすいプラゴミは、あっという間にゴミ箱や袋からはみ出しますよね。
私の居住地は分別なしで、燃えるゴミと同じ扱いなのですが、わが家の小さなキッチンでは小さなゴミ箱しか置けないために、自宅で処分するプラゴミを小さくすることを心がけるようになりました。
そのまま捨てるのではなく、折る、絞る、たたむなどして、とにかく小さくします。
●1:毎日どのくらいのゴミを出しているか把握しよう
まずやるべきは「毎日出しているゴミの量の把握」です。どんな種類のゴミが毎日どれだけ出ているのか、俯瞰で見るだけでも「こんなにたくさんゴミを出しているんだ」「もっと少なくしたい」と、ゴミへの意識が変わりますよ。
・捨てる前の準備:汚れたプラスチックゴミは洗って乾かす
中味が食品で汚れるものは、食器洗いのついでにサッと洗って乾かしておきます。
●2:プラゴミの箱ものは握り潰す
もっともかさばるプラゴミといえば、卵や野菜が入ったパックや箱もの。やわらかいものはギュギュっと握り潰したり、絞ればこんなにコンパクトになります。卵のパックの場合、封用のテープで縛れば完璧です。
<固い容器のプラゴミはハサミを利用>
固い容器などは、握りつぶせないじゃないか…! と思いますが、四隅にハサミを入れるだけで、力を加えなくても簡単にコンパクトにできます。
【プラスチック容器の潰し方】
(1) 四隅にハサミを入れる
(2) 折りたたんで握りつぶす
こんなにコンパクトに!
ここでもっとも大切なのは、自分に負荷をかけないこと。エコのために「わざわざ」は地球にはよいですが、自分にはよくありません。作業がラクであることが重要。ハサミはキッチンでいちばん取り出しやすい場所に収納し、ゴミが出たら一連の流れでできるようにしす。また「疲れているときはしないでもいい」「1つやれたら充分」とハードルを下げて取り組むのがおすすめです。
容器をつぶす際は、切った部分で手を切らないように注意し、場合によっては軍手をつけるなどしてください
肉や魚のトレイは2週に1度など、休日にスーパーに行くついでに回収ボックスに入れるようにしています。