ひとりの時間を楽しむ「ソロ活」。いろいろなことを試してみたいと思いつつも、年齢を重ねると少し慎重になってしまう部分もありますよね。生活情報誌の編集長を経験し、現在はフリーの編集者として活動するmassacoさんもその1人。今回は、若い頃に憧れだった「サーフィン」のソロ活体験をつづってくれました。

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50代から始めてみたソロ活!<サーフィン編>

サーフィン
憧れの「サーフィン」にチャレンジしてみました!
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若い頃にやりたいと思いながらできなかったこと、ありますか? 金銭的に、時間的に、あるいは自意識過剰により…できなかったこと、やらなかったこと、私にはたくさんあります。50代に入り、老い先短いとまではいかなくても、体力的にも限界を感じ始め、やり残したことやってみよう! と思うようになりました。

●初めてのサーフィンスクールに挑戦

やってみたいと考え、まず思い立ったのは「サーフィン」でした。インドア派なのですが、世代的にはドンピシャ。通っていたキャンパスには、日焼けした茶髪のサーファーたちが結構いて、密かにかっこいいな~と羨望していたのです。サーフィンをやらずに人生終わるのは、あのときの自分に負ける気さえします(大げさ)。

ということで、まずはスクールを探してみました。江ノ島など湘南にはもちろんあるのですが、若い人が多いイメージ。おばさんにはハードルが高くて申し込めずじまいでした(小心者)。ハワイはレジャー感覚でできそうだと思いましたが、コロナ禍で行かれず…。ならばと、沖縄で探してみました。

沖縄はダイビングの方がメインのようでサーフィンスクールはあまりないようでしたが、リゾート地域の恩納村に一軒見つけることができ、電話してみました。

シーナ・サーフ
おじゃましたのは、「シーナサーフ」さん

「あのー、50代なのですが、サーフィン体験はできますか?」。そう恐る恐る聞いてみると、「なにを言ってるの? 全然大丈夫! 60代でもできますよ!」と、笑うわけでも困惑するわけでもなく、頼もしくおおらかな声が返ってきました。ホッ。怖じけづいていた自分がバカみたいです。ちなみに、高年齢でマリンスポーツをやる場合、高血圧など気をつけることはあるそうですが、基本的には問題なし、とのこと。

●ソロ活女子たちを味方にすれば楽しめる

とはいえ当日まで、サーフィンなんてやっぱり恥ずかしいという気持ちも拭えないままではありました。が、もう申し込んでしまったし、と重い腰をあげて、早朝7時に集合場所のお店へ…。

11月のオフシーズンでしたが、お店には10数名ほどが集まっていました。ほとんどがカップル参加ですが、女性一人参加も3名。年齢的にも割と落ち着いていて、30~40代が主だったように思います。

スタッフさんは、私と同じくらいの年齢かと思われるオーナーと、沖縄に移住してきたという女性インストラクター2名の計3名。オーナーは沖縄出身の「島んちゅ」ということで、安心感がありました。

海に入るためのレクチャーのあと、ウェットスーツに着替えて、ポイントへ出発します。車内では、ソロ活女性陣で楽しくトーク。海外で働いていたという女性や沖縄移住を考えている女性たちの話を聞いて、自分らしく生きている若い人たちに刺激を受けました。日本女性、自由でいいぞ。そして、ソロ活はもはや常識ですね。その頃には恥ずかしさも消えて、完全にリラックスしていました。