●ビッグマックセット約1300円…海外で目の当たりにした「円安」

飛行機のルート表示
往路はドバイを経由するルートで行くことに
すべての画像を見る(全6枚)

インターネットで格安チケットを検索しながら、なんとか条件に見合う往復便を予約することができました。往路はドバイ経由という、初めてのルート。渡航時間ができるだけ短い便を選びましたが…ドバイで搭乗間際にコックピットでのトラブルが発生し、4時間近く足止めとなりました。初めてのことが多く不安なスタートは、このドバイ空港で時間をつぶすために入ったカフェやバーでも目の当たりにしました。

まず空港内を見回しても、日本人は目に入りません。まだまだ日本人の海外旅行は少ないことを実感しながらバーでグラスワインを頼んでみると、日本円で1杯2200円ほどになることがわかりました。決して高級なレストランというわけではありません。

「これが円安いうことなのか…」と傍らにあったマクドナルドのメニューに目をやると、「ビックマックセット約1300円」久しぶりの海外で味わったのは、この「円安」の洗礼となりました。

●雨のストックホルムはとにかく幻想的

夜のストックホルム
滞在時は明け方の散歩が日課に。夜明け前の碧い空の色が幻想的

さて、東京の自宅を出てから34時間の長旅を経てようやく3年ぶりのストックホルムに到着となったのは、すでに日の暮れた後でした。それでも雨に濡れた路面に、夜の明かりが優しく映り込み、覚悟していた寒さも、思っていたよりは厳しくなく、北欧の空気が気持ちよく迎えてくれました。

もともとが滞在日数わずか7日間の短い日程でしたが、ストックホルムの初日は旅の疲れを抱えてベッドに倒れこむところから始まりました。

夜明けの港
早朝の港

東京で調べてきた天気予報は、ほぼ雨の1週間。それもまたよし、と諦め半分で夜明けを待ち、時差で早起きしてしまった私が散歩に出て見た景色は、本当に幻想的で美しいものでした。

街路樹
紅葉色づく街路樹

北欧・ストックホルム。次回は予想に反して、黄色に染まる見事な秋の景色と最新の街の情報をお届けします。

 

50代からの毎日を応援する記事多数!「これからの暮らし by ESSEonline」はこちら

川上麻衣子さんの連載コラム「猫とフィーカ」を読む